【よろパラ年表「寿永元（1182）年」】

【よろパラ　～文学歴史の10～　年表】

【寿永元（1182）年】

月日	天皇	政体	事項
５月27日	第81代安徳天皇	摂政藤原基通左大臣藤原経宗右大臣九条兼実	改元
			「養和」から「寿元」に改元。
８月12日			源頼家、誕生
			源頼朝の嫡男。　母は北条政子。　≫『源頼家』　≫『北条政子』
９月９日			横田河原合戦
			源義仲が、信濃国千曲川において、　平氏軍の城長茂に勝利する。　≫『源義仲』
10月３日			平宗盛、内大臣に就任
			父は平清盛。
11月14日			北条時政、鎌倉を退去
			北条時政は、源頼朝に無断で、　鎌倉を去り、伊豆に引き篭もる。　≫『北条時政』

《寿永元（1182）年のポイント》　平氏打倒の旗挙げをした源義仲が、　信濃国の千曲川河畔の横田河原において、　城長茂が率いる平氏軍30000を、3000の兵で打ち破り、　平氏政権は地方から圧迫を受け出していた。　なおこの合戦については詳細が不明で諸説あり、　合戦が行われたのは養和元（1181）年とする説もある。　こうして「打倒平氏」の機運が高まる中、　中央では、平宗盛が内大臣に就任しており、　なおも平氏政権の安定的な存続を図っていた。　鎌倉では源頼朝に嫡男の頼家が誕生する。　しかし頼朝の愛人である亀ノ前に対して、　北条時政と政子が制裁を加えたことに頼朝が反発したことで、　逆に時政の怒りを買う等、私的な部分での、　混乱が生じていた。

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