【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
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【天平勝宝3(751)年】
月日  天皇 政体 事項
正月25日 第46代
孝謙天皇
左大臣
橘諸兄
右大臣
藤原豊成
大納言
巨勢奈弖麻呂
藤原仲麻呂
中納言
紀麻呂
多治比広足
叙位

 大伴兄麻呂、従三位。
 安宿王、正四位下。
 大市王、従四位上。
 佐伯毛人、正五位上。
 石上宅嗣、従五位下。
 ≫『石上宅嗣』


2月26日 雀部真人、上奏

 同祖である巨勢氏との混同により、
 継体朝・安閑朝で大臣を務めた「巨勢男人」は
 実は「雀部男人」であるとして訂正を要求し、
 認められる。
 ≫『巨勢男人』


4月22日 良弁、少僧都に任命される

 同時に菩提(インド僧)が僧正、
 道えい・隆尊が律師に任命される。。

 えい・・・王へんに「睿」


10月23日 大赦

 聖武太上天皇の健康状態に悪化により、
 新薬師寺において延命祈願が行われ、
 全国に大赦が実施される。

 ただし凶悪犯罪者などは、
 大赦の対象から除外される。


11月7日 吉備真備、遣唐副使に任命される

 遣唐大使は藤原清河。
 ≫『吉備真備』


 

 《天平勝宝3(751)年のポイント》

 左大臣で政権を掌握する橘諸兄と、
 光明皇后の後ろ盾を得て紫微令となった藤原仲麻呂が、
 朝堂において覇を競い合っていた年である。

 人事でもお互いの派閥に属する人物が
 競い昇進している。


 

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