【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
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【推古天皇28(620)年】
月日  天皇 政体 事項
10月 第33代
推古天皇
摂政
聖徳太子
大臣
蘇我馬子
桧隈陵に敷石を設置

 この工事中、倭漢坂上直が、
 建てた工事用の柱が立派だったことから、
 倭漢坂上直は「大柱の直」と呼ばれる。


12月1日 天空に不思議な現象が発生

 天空に赤い色の「気」が発生し、
 その長さは1丈(約1メートル)で、
 形状は「雉の尾」に似ていたと伝えられる。


 

 《推古天皇28(620)年のポイント》

 この年、聖徳太子と蘇我馬子は、
 歴代天皇についての記録書である「天皇記」、
 日本の歴史についての記録書である「国記」、
 そして諸豪族の出自や系譜に関する記録書である「本記」を、
 それぞれ完成させている。

 この歴史書の編纂事業は、
 先の「十七条憲法」による法的整備事業と、
 「冠位十二階」による官位(官僚)制度の整備事業と並び、
 律令国家体制として存立するための
 重要な三本柱であった。

 即ち、この年、日本は律令国家としての礎を、
 ようやく整えたのである。


 

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