【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
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【推古天皇24(616)年】
月日  天皇 政体 事項
3月 第33代
推古天皇
摂政
聖徳太子
大臣
蘇我馬子
掖久島島民が帰化する

 掖久島(屋久島)の島民3人が帰化。
 この年、5月に7人、7月に20人が帰化する。


7月 新羅外交使節、来朝

 新羅から竹世士が来朝し、
 仏像を朝廷に献上する。


 

 《推古天皇24(616)年のポイント》

 推古天皇18(610)年に、
 新羅からの外交使節として来朝した竹世士が再び来朝し、
 蘇我馬子を中心とする朝廷に対して金銅仏を献上している。

 実は、この年、百済が新羅の母山城を攻撃を加えており、
 さらに新羅が隋に依頼した高句麗への数次に渡る遠征が失敗に終わる等、
 朝鮮半島を巡る情勢は激動化していた。

 このため新羅としては、背後に位置する日本に対して、
 宥和政策を取る道を選んだのである。

 この時、もたらされた金銅仏は、蜂岡寺(広隆寺)に、
 安置されたと伝えられている。

 なお竹世士の官位は「奈末」で、これは新羅の十七階の官位の中では、
 第11位であった。


 

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