【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
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【敏達天皇13(584)年】
月日  天皇 政体 事項
2月8日 第30代
敏達天皇
大臣
蘇我馬子
大連
物部守屋
新羅使を派遣

 難波吉子木蓮子を新羅使に起用。

9月 蘇我馬子、仏殿を造営する

 蘇我馬子は石川の自邸に、
 仏殿を造営し百済から伝来した仏像を安置する。

 司馬達等の娘である嶋を出家させ善信尼とし、
 他にも禅蔵尼・恵善尼を出家させる。


 

 《敏達天皇13(584)年のポイント》

 仏教伝来以来、初めて、
 蘇我馬子が大々的に仏教を信仰する。

 それは高句麗僧である恵便を師として司馬嶋らを出家させ、
 蘇我馬子邸内とは言え仏殿を建立造営するなど、
 本格的なものであった。

 これは日本における仏教文化史上、特筆すべき出来事である。

 しかしこのことで排仏派の物部守屋との対立が頂点を迎え、
 一触即発の状態を迎えることとなる。


 

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