【よろパラ 〜文学歴史の10〜 年表】
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【応神天皇9(278)年】
月日  天皇 政体 事項
4月 第15代
応神天皇

盟神探湯を実施

 筑紫統治のために武内宿禰を派遣。
 この時に武内宿禰の弟である甘美内宿禰が、
 兄のことを天皇に讒言したことから
 二人の正邪を決するために、
 「盟神探湯」が実施された。
 ≫『盟神探湯』


 

 《応神天皇9(278)年のポイント》

 武内宿禰の弟である甘美内宿禰が、
 「兄が筑紫で独立し、三韓を支配下に置き天下を治めようとしている」
 と応神天皇に讒言したことが発端である。

 武内宿禰は死を持って忠義立てしようとしたが思いとどまり、
 海路、宮に戻って潔白を主張。

 そこで天皇は磯城川の川辺で盟神探湯を実施。
 結果、武内宿禰の潔白が証明された。

 ここで注目されるのは盟神探湯が実施されたことと共に、
 甘美内宿禰の讒言の内容である。

 そこから古代においては、北部九州地域が三韓(朝鮮半島)と結び、
 叛乱を起こした上で独立するのでないかと言う懸念を、
 朝廷は常に抱いていたことが見て取れる。


 

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