牧師室より

ウクライナ戦争から1年。『反戦川柳句集』からいくつか紹介する。 「米軍の赤紙を待つ自衛隊」、「九条に迷彩色を塗りたがり」、「貧困で釣った若者戦場へ」、「ケータイがとっくに国民背番号」、「米軍がわがもの顔で墜ちていた」、「時々は思い出せよと不発弾」、「地球儀は今日もどこかが燃えている」、「ミサイルが原発止めず電車止め」、「この地球70億のシェアハウス」、「悪ものは殺していいのと孫が問い」、「廊下奥いつも平和を立たせたい」、「被爆国プルトニウムで六千発」、「折ったペンくべて九条焚いている」「鴻毛の軽さ知らずに平和逝く」……。 週報棚左の貸出図書に、川柳集を置いておきます。   (中沢譲)