牧師室より

イースターおめでとうございます。  年度も改まり、木々も芽吹き始め、何か新しい時間がはじまったような雰囲気があふれています。教会も、日曜礼拝の起源というか、根拠であるイースターから、新しい気持ちで歩みたいものです。けれどもその一方、地球規模の様々な災害に苦しめられる人々、ウクライナやミャンマーをはじめ戦争や紛争の戦禍にあえぐ人々や難民としての苦難の中にある人々、格差社会の中で貧困にさらされている人々など、少しも春を楽しめない日々もあることに目をつぶることはできません。キリストの復活は、春の浮かれた気分ではなく、絶望の果てに射す希望の光だと、心におぼえたいものです。(中沢麻貴)