◇牧師室より◇
S兄から早速、小泉首相の靖国神社参拝への抗議文をメールで送ってきた。参拝前の文面であるが、そのメールを転載したい。
「本日午後、靖国神社の例大祭に際し、小泉首相は首相となって5度目の靖国参拝をすると発表がありました。私は早速下記のような抗議を致しました。どうか皆様も同様の抗議メールを送って下さい。またお知り合いにこのことを転送して呼びかけて下さい。更に新聞投書など、マスコミに働きかけて下さい。緊急のお願いです。
『小泉首相殿
あなたは、本日靖国神社の例大祭に際し、参拝しようとしています。この理由として、あなたは戦没者の犠牲に感謝し、二度と戦争をしない為の誓いと説明していますが、靖国神社では、不戦の誓いなどしておりません。遊就館の展示を見れば一目瞭然です。あなたは侵略戦争を肯定し、アジア諸国と国内に対する戦争責任を忘れさせようとする客観的役割を演じています。憲法違反と裁判所に訴えられるに値します。批判は中国、韓国だけでなく、国内にも多くあることを知るべきです。今回で5度にわたる靖国神社への参拝に強く抗議します。』」
最近、首相の靖国参拝について、東京、大阪、高松の三高裁から司法判断が相次いで出された。憲法20条3項で禁止している「宗教的活動」に該当するかを、東京と高松の高裁は「判断せず」としたが、大阪高裁は「違憲」と判断した。「判断せず」も限りなく「違憲」に近いと思う。行政の長の司法判断を無視しての参拝は三権分立の否定である。小泉首相の無分別な行動は日本をアジアからますます孤立させてしまう。