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最近買ったCD 左上から You've Got M@il / ORIGINAL SOUNDTRACK Band On The Run / Paul McCartney & Wings テクノ歌謡(デジタラブ) / 坂本龍一 ほか TANPOPO1 / タンポポ
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「最近買ったCD」 私はほぼ毎月5、6枚ほどCDを買っているのですが、最近は置き場所が無くて困るようになってしまいました。とは言っても買うCDの量は相変わらずで、もう部屋が大変なことになってきています(^^;。
最近買うのはもちろん新譜もあるのですが、それとほぼ同数昔レンタルレコードや知り合いから借りて録音して聴いていたアルバムを新たに買い直すのも多いです。そんな感じで最近買ったCDも新旧、ジャンル問わず色々ありますが、最近の愛聴盤を紹介していきたいと思います。
<テクノ歌謡(デジタラブ)/坂本龍一 ほか>
テクノ歌謡
(デジタラブ)
/坂本龍一 ほかYMOの大ブームが訪れた後の80年代前半、歌謡曲という歌謡曲は殆どコンピュータによる打ち込みを使用したものに代わってきました。これはちょうどビートルズ来日後にグループサウンズが流行した頃に似ています。そして、片や打ち込みテクニックやシンセの技術的限界、片や演奏能力の限界もあって、どちらも非常にシンプルでわかりやすい音で覚えやすいメロディになっているのが面白いです。だからこそ私は80年代のテクノポップやGSブームの頃の歌謡曲が大好きなのですが。 そんなテクノ歌謡を再評価しようという風潮が最近見られ、各レコード会社からオムニバスCDが発表されました。
東芝EMI編では長らく教授の幻の曲だった“フォトムジーク”(NHK FM「サウンドストリート」のテーマソング)と“コンピューターおばあちゃん”が収録されています。特に前者は教授のアルバムには未収録なこともありCD化は絶望のものと思っていたので、こうやって17年ぶりに聴いてみて、涙が出る思いでした。次は「YOU」のテーマソングをCD化してくれないかな。
<ニコル/白鳥由里>
ニコル
/白鳥由里白鳥さんの1年ぶりのアルバム。サウンド的には今までの延長線上ですが、今回はなんと白鳥さん本人がプロデュースも行っています 一時期の声優ブームも最近では一息ついたところのようで、面白いアルバムがなかなか見られなくなりましたが、白鳥さんの4枚目のアルバムは相変わらずテクノポップしていて非常にまとまったアルバムになっています。テクノなヘビメタの“メタル・リセ”、教授みたいな“ロボットはロケットで火星へ飛んだ”がお気に入りです。そういえばインタビューで子供の頃にはYMOとか良く聴いていたと語っていましたね。きっと上記アルバムに入っているような曲を聴きながら育ったんでしょう(^^)。
アニメは全然見ないので、最近白鳥さんが声優としてどんな活動をしているのかは全然知りませんが、このアルバムを聴く限りでは音楽活動の方は順調にいっているみたいですね。このままマイペースでいつまでも音楽活動を続けて欲しいです。
<You've Got M@il/SOUND TRACK>
You've Got M@il
/SOUND TRACK突然ですが、最近映画のサントラにハマッているのですが、そのきっかけになったのがこのアルバムです。映画の方は見なかったので良く知りませんが、サントラの方は選曲がとてもおしゃれで聴きやすく、朝のお目覚めCDとして使っています。 参加しているアーティストはニルソン、スティービーワンダー、キャロルキング、ルイアームストロングなどとても豪華でしかも多ジャンルにわたっています。録音年代も最新曲から50年代までバラバラ。
ところが、この多ジャンルというのがこのアルバムが好きになった理由のひとつなのです。普通、自分で好きな曲をまとめる場合にはロック、ポップス、ジャズ、オールディーズを同じテープやMDに録音したりしません。ところがこのサントラでは違和感無くすんなりとこれらのジャンルを気にすることなく聴くことが出来ます。文字通り「ジャンルを越えた選曲」がサントラの魅力のひとつだと思いました。
<遠すぎた橋/サウンドトラック>
A BRIDGE TOO FAR
/SOUND TRACK次もサントラですが、これは中学生の頃友だちに借りて録音して良く聴いていたものが最近CD化されたので買い直したものです。 当時はプラモデルで戦車とかを作るのが好きだったこともあり、戦争もの(特にWW IIもの)の映画をA級B級問わず色々見ていたのでその縁でサントラを聴かせてもらったわけですが、いかにも戦争映画に付き物なマーチ風のテーマソングだけでなく戦争の悲劇を訴えるような悲しい曲も入っており、単なるサントラとはいえども物語性のある仕上がりになっていて、とても聴きやすいです。
さて、このCD、おまけとしてCD-Extraとして予告編が収録されています。う~ん、世の中変わったものです(^^;。
<TANPOPO1/タンポポ>
TANPOPO1
/タンポポモーニング娘。のグループ内ユニットタンポポのデビューアルバム。
イケイケ風なお姉さんとちっちゃな娘の3人組でどこをどう見てもタンポポの言葉から連想されるかわいさはありませんが、名前の由来ってどんなだったんでしょう(わたしASAYANもあまり見たことありません)。
さて、内容はモーニング娘。から引き継いでつんく氏のプロデュースですが、歌謡曲のテイストが程良く混じっていてなかなか良いですね。コーラスもなかなか聴かせてくれます。
さて、モーニング娘。では中央でリードヴォーカルをとるなっちが一番人気のようですが、私は背が低くてちょっとポチャッとしたまりっぺが一押しなんです(^^;。
<BAND ON THE RUN/Paul McCartney & Wings>
BAND ON THE RUN
/Paul McCartney
& Wings今年はこのアルバムが発表されてから25周年だそうで(ホントは昨年で25周年だぞ!)、それを記念したスペシャルエディション盤が発売されました。内容は新たにリマスタリングされたアルバムと、当時の思い出を関係者が語るインタビューやライブヴァージョンなどが収録されたCDの2枚組。 このアルバム当時、ウイングスはドラマーとギタリストが脱退して3人組になってしまい、またポールの評価も良いものでは無かったと言いますが、それにしてもそんな状況でよくぞこんなアルバムを作れたものです。特にポールのドラムとベースはすごく、この二つ以外の楽器は殆ど目立っていません(^^;。ポールの意地がよくわかります。
“1985”、“ミセスヴァンデビルド”のベースとドラムが格好良くてこのアルバムで好きな曲です。後はもちろん“ジェット”、“レット・ミー・ロール・イット”も好きです。
現在、高校三年生の人が生まれた頃には既にテクノポップが始まっていたのですね。要するに物心が付いた頃には既にYMOは終わり、テクノはわざわざ断らなくてもごく当たり前のサウンドとして歌謡曲に浸透しきってしっていたことになります。今の音楽界が当時と全く違うのも当たり前のような気がしますね。
(99.06.12)