明治時代の文豪・夏目漱石も食べた,愛媛県松山地方の郷土料理「松山鮓(まつやまずし)」(ちらしずし)

2015(平成27)年4月28日

 愛媛県の豊後水道(ぶんごすいどう)に面する宇和島地方の魚,そして愛媛県の瀬戸内海に面する松山地方の魚が美味しいことは,2015(平成27)年4月18日愛媛県松山市の松山空港2階の「かどや」で食べた,愛媛県宇和島伝統の鯛の刺身をだし汁で食べる「鯛(たい)めし」と,2015(平成27)年4月21日愛媛県松山市の「揚げ鯛(あげたい)」の「鯛のフィッシュ&チップス」の「鯛のフライ」と道後ビール(地ビール)でご紹介しました。

 今回は,愛媛県松山地方に伝わる郷土料理「松山鮓(まつやまずし)」をご紹介します。

 美味しい「ちらしずし」です。

 「松山鮓(まつやまずし)」は,松山地方で古くから祝い事や訪問客をもてなす際に出され,瀬戸内海の小魚の旨みを活かした甘めの酢飯が特徴で,地魚がトッピングで散りばめられる「ちらしずし(ばらずし)」です。

 1892(明治25)年に明治の文豪・夏目漱石が俳人正岡子規の家で「松山鮓(まつやまずし)」をごちそうになり大変喜んだようです。

 「松山鮓(まつやまずし)」は,「エソ」や「トラハゼ」などの瀬戸内海の小魚でダシをとった甘めの合わせ酢で寿司飯を作り,それに刻んだアナゴや季節の野菜をもぶし(混ぜ込み),その上に錦糸卵を散らし,季節の瀬戸内海の魚介類を盛りつけるものです。

 今回は,「松山鮓(まつやまずし)」と「じゃこ天」と「鯛そうめん(五色そうめん)」をセットにした「すし丸本店」の「松山御膳」(1950円)を食べました。

 「松山御膳」の「松山鮓(まつやまずし)」は,酢飯の上に新鮮な「アナゴ」や「エビ」や季節の魚介類を散らし,それに錦糸卵と酢飯が見事にマッチしたとても美味しいちらしずしでした。

 なお,「じゃこ天」のことは,2015(平成27)年4月26日愛媛県松山市の繁華街「大街道(おおかいどう)」近くの「東雲(しののめ)かまぼこ」店の,豊後水道(ぶんごすいどう)に面した愛媛県宇和島地方,及び瀬戸内海の新鮮な魚だけを使った無添加の「じゃこ天」(さつま揚げ)でご紹介しています。

 また,「鯛そうめん(五色そうめん)」に関しては,後でブログに書きます。

 今回食べた「すし丸本店」(電話番号089-941-0447)は,2015(平成27)年3月28日愛媛県松山市にある「労研饅頭(ろうけんまんとう)たけうち」の愛媛県民のソウルフード「労研饅頭(ろうけんまんとう)」でご紹介した松山随一の繁華街「大街道(おおかいどう)」の巨大アーケード街近くです。


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