モロッコの蜜入りカリントウ及び民族衣装

2003(平成15)年1月1日

 2002(平成14)年10月にスペインを周遊したときに,地中海に面したスペインの港町アルヘシラスからクルーザーでアフリカ大陸のモロッコのスペイン領のセウタに上陸した。(約1時間で着く。)

 そこからモロッコに入国してタンジール(タンジェ)の旧市街(メディナ)を散策したが,複雑に通路が入り組んでおり,行き止まりがあちこちにあり,その通路が非常に狭く人がすれ違うのもやっとのようなところも沢山あった。

 そのような狭い通路の両側に沢山の店が様々な品物を並べて商いをしていた。

 迷路であり,地元の案内人がいないと出てこられなくなってしまうようなところだった。

 その旧市街(メディナ)の中に蜜入りカリントウを店先の大きな鍋の多量の油で沢山揚げているカリントウ屋さんを数軒見かけた。

 その店頭には揚げたてのカリントウが堆く積み上げてあり,いくつもの山になっていた。

 

 そのカリントウの山の周りを黒い虫が沢山飛び交っていた。

 蝿かなと思ってよく見たらその黒い虫はミツバチだった。

 蜜入りカリントウの蜜に誘われて沢山のミツバチがカリントウの山の周りを飛び交いカリントウに停って蜜を集めていた。

 ツアーガイドの人が1ユーロ(約120円)を出して旅行グループの皆のためにその蜜入りカリントウを買ってくれたが,1ユーロで山ほどのカリントウがきた。

 モロッコは物価が非常に安いのだ。

 その蜜入りカリントウを食したが,蜜が溶け出すほど非常に濃厚な甘さで,またアラブらしい香料が鼻を刺激して異国情緒を感じさせる逸品だった。

 私もカリントウ屋さんで1ユーロで沢山のカリントウを購入して日本に持ってきたが,ビニール袋を5重にしてようやく蜜と油が染み出すのを防いだ。

 

 濃厚な甘さで子供たちにも人気があった。

 ちなみにモロッコはイスラム圏で人口の3分の2以上がアラブ人だと思われる。

 (いわゆるブラックアフリカではない。)

 モロッコの男性の民族衣装は,ジェラバというフード付きのパジャマのようなガウンでジャケット等の上着の上に羽織っている。

 

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