2007/11/04から |
このたび,気象庁および大学の地震観測システムで計測された地震に関する基礎資料を気象庁一元化震源リストとして防災科学技術研究所のHi-netのページから入手することができるようになりました。 気象庁一元化震源リストでは、2002年6月3日から2日前までに日本周辺で発生したすべての地震諸元を入手することができ、これまでよりも遙かに迅速にデータ更新ができるようになりました。そこで、Ver4.2では,この気象庁一元化震源リストをもとに地震データの更新を図るとともに、2002年6月3日以降の地震についても、この気象庁一元化震源リストによって得られたデータに変更しました Ver4.6では、扱える地震データ総数を10万までに拡大し、また、解析年限を2040年までに拡大しました。 . 気象庁の地震カタログ更新にともない、1919年〜2018の震源データを更新し、従来の震源データファイル名GEPPO1.BINをGEPPO.BINに変更しました。 震源データを416年から2024/6/30までに更新しました。(2024/7/2) 理科年表被害地震データを2023年までに更新しました。(2024/7/2) 年月を指定して該当するリストに簡単に移動できるようにしました。 白地図KenMapを用いて,正確な地図上に震源分布図を描くことができるEQListMapもあります. |
Eqlist46起動画面 |
Ver4.6(震源データ2024/6/30までの更新版)のダウンロード→ |
ファイル圧縮形式はZIPです |
EQLIST*.ZIPを解凍すれば、EQLIST*フォルダに実行ファイルEQLIST*.EXEとREADME.TXTおよびサブフォルダDATAが作成されます。サブフォルダDATAの中に,地図および地震データが展開されます.解凍に際して,サブフォルダも含めて解凍するモードで解凍してください. (DATAフォルダには,最新の震源データが解凍されます) |
Eqlistには理科年表にまとめられている614年以降の日本周辺で発生した歴史地震を含め、最近の被害地震までの歴史が一覧表としてまとめられています。理科年表最新版の2024年版にもとづいて、2023年までの地震情報を閲覧できるようにしました。下の例は2011年3月11日の東日本大震災の東北地方太平洋沖の地震に関する記述です。 |
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2004年9月5日から8日にかけて,和歌山県沖においてマグニチュード6.5〜7.4の地震が発生しましたが,その震源分布は左のようになります. 気象庁一元化震源リストを取り込むことによって,ほんの数日前の地震データを表示することができるようになりました. |
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2004年新潟県中越地震震源分布 2004年10月23日,新潟県中越地震が発生しました. 本震は17時56分,マグニチュード6.8,最大震度7(川口町) 死者37名,全壊365棟,半壊649棟,一部損壊7375棟, 避難者29市町村で59634(新潟県11/02調べ) の大震災となりました. |
なお,気象庁ではこれまでの震源リストの見直し作業を行っており,(財)気象業務支援センターより刊行されている「地震年報2002」(CD-ROM)で1923年以降の地震震源リストを掲載しております.この中の地震データはより正確なものと考えられますが,残念ながらマグニチュードの見直しが完結しておらず,多くの欠落がみられますので,当面,こちらのデータを使用することは考えておりません. 本ソフトを利用して,沖縄県立普天間高校永井秀行先生が日本付近の震源分布立体モデルを作成し,第43回沖縄県科学賞優良賞および沖高理OB会賞を受賞されました. EQLISTの機能 ●地域や期間を指定して、地震の発生状況を知ることができます。 ●任意の2地点間の帯状領域を検索範囲に設定することができます。検索結果を震源深度分布図として表示します。 ●任意の点を中心に回転する断面上に震源深度分布図を描きます。これは面白いですよ。 ●検索結果をCSVファイルとして出力できます。 ●震源深さ区分と表示色を自由に設定できます。 ●理科年表に記載されている歴史地震についての概要を知ることができます。 ●地震活動の統計処理を行います。 ●経緯線で区切られた領域内で発生した地震の放出したエネルギ総量を求めて,地図上にエネルギレベルを表示します. ●陸地,海岸線,海面,経緯線などの色を変更できます. ●震源深さを三次元的に表示できます. ●震央地図画像をGIFファイルまたはビットマップファイルとして保存できます. ●震源深さ分布図を自動的に作成します. 条件検索
期間や日付、震源範囲を示す緯度、経度、マグニチュードなどの範囲を指定して検索します。検索結果は、リスト表示と地図上に震源位置を表示します。
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