ネフィリム、巨人、ネアンデルタール人、イエティ

聖書に出てくる巨人族が、ネアンデルタール人やイエティなのではないかという、うわさがある。

旧約聖書の創世記には、ネフィリム(ネピリム)という巨人族の話が出てくる。

創世記6:4
そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。
これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。
彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。

ここの「神の子」は、神に逆らって地上に落とされた堕天使だと言われている。
堕天使と人間の間に生まれたのがネフィリムだという。
しかし、創世記の同じ個所をジョセフ・スミスが翻訳しなおしたモーセ書では次のように述べられている。

モーセ8:13,14,15,18,21
ノアとその息子たちは主の言葉を聴いて、心に留めた。
そして、彼らは神の子と呼ばれた。
これらの人が地の面に増え始め、娘たちが彼らに生まれたとき、
人の子らはこれらの娘が美しいのを見て、自分たちの選んだものを妻とした。
主はノアに言われた。
「あなたの息子たちの娘たちは自分自身を売り渡した。
見よ、わたしの怒りは人の子らに向かって燃えている。
彼らがわたしの声に聞き従おうとしないからである。」
その時代には地上に巨人たちがおり、彼らはノアを捜して命を取ろうとした。
しかし、主がノアとともにおられ、主の力が彼の上にあった。
また、彼らはノアの語ることを聞いた後、彼の前にやって来て言った。
「見よ、我々は神の子だ。
我々は人の娘たちをめとったではないか。
我々は食べたり、飲んだり、めとったり、嫁いだりしているではないか。
我々の妻は我々に子供を産み、その子たちは昔の人々のように勇士であり、
非常に名高いものたちである。」
こうして、彼らはノアの言葉に耳を傾けなかった。

「人の子」とは、神に従わない者、「神の子」とは神に従う人々のことである。
ここでの娘とは、ノアの息子たちの娘たちで、神に従わない者たちと結婚した。
彼らは、「神の子」と呼ばれたノアの家族と結婚したので、
自分たちを「神の子」だと主張した。
これを見ると、巨人族と「神の子」を主張する者たちとは、
ノアを迫害することでつながっていたことが分かる。
結局のところ、ネフィリムと言われた巨人族と、
「神の子」を自称する者たちは、大洪水で全滅した。

民数記に出てくるアナク人や、ダビデと戦ったゴリアテが、
ネフィリムの子孫だという意見もあるが、
上記のように、ネフィリムは滅んでいるので、単に巨体の者が多い民族だと思われる。

民数記13:33
わたしたちはまたそこで、ネピリムから出たアナクの子孫ネピリムを見ました。
わたしたちには自分が、いなごのように思われ、また彼らにも、そう見えたに違いありません。

カナンの地を偵察に行った者たちは、アナク人に巨体の者が多かったので、
伝説のネフィリムと勘違いしたのである。

あるテレビ番組でイエティの女性と人間の男性との間にできた子供の子孫を取材していた。
イエティの女性は大柄な女性で身長が2メートルあったらしい。
子孫も大柄で女性でも足のサイズが30cmあった。
頭蓋骨のレントゲン写真や、遺伝子の検査をしたところ、
ネアンデルタール人の特徴が出ていた。
そのイエティの女性はネアンデルタール人の生き残りだろうと結論していた。
アナク人やゴリアテもネアンデルタール人の子孫だったのかもしれない。

ネアンデルタール人は人類になる前の原人だと思われている。しかし、人類の一種である。
ネアンデルタール人の遺跡からは、火を使った跡、食べ物の燻製、衣類、絵、楽器が発見されている。
文明社会から離れて未開な生活をしていた人種であり、今は滅んたと思われる人種である。
未開といっても、文明人との交流もあったようで、
現代人にもネアンデルタール人の遺伝子が少し含まれている。
その比率は大柄なヨーロッパ人に多いという。

ヨブ記には、ネアンデルタール人のように洞窟に住み、狩猟・採取生活をしていた未開人の記述がある。

ヨブ30:4-8
彼らは、ぜにあおいおよび灌木の葉を摘み、れだまの根をもって身を暖める。
彼らは人々の中から追いだされ、盗びとを追うように、人々は彼らを追い呼ばわる。
彼らは急流の谷間に住み、土の穴または岩の穴におり、
灌木の中にいななき、いらくさの下に押し合う。
彼らは愚かな者の子、また卑しい者の子であって、国から追いだされた者だ。

彼らは文明社会とつながりがあったが、追い出され、未開な生活に落ちたようだ。
つまり、ネアンデルタール人と言われる人たちは、未開の生活に落ちた、
巨体の者が多い民族または人種だったようだ。

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