学校評価シート(自己評価・学校関係者)
2023年度

麗和幼稚園

 

1、園の教育目標

キリスト教に基づき、「祈りと遊びと絵本の読み聞かせ」を中心とした園生活の中で、子ども自らが伸びていこうとする力(自己教育力)を援助し、豊かな感性、自立した心身を育む。

  • 毎日の祈りや礼拝を通し、神に感謝する心、目に見えないものを畏敬する心、自分や他の人を大切にする心、力を養う。
  • 遊びを通して、大地の温もり、四季の美しさ、自然の移ろいを全身で感じ、また、友達との出会いの中で、みんなが自分と違う個性を持ってることを経験し、社会生活、共同生活の大切さを身につける。
  • 毎日の絵本の読み聞かせを通して、子どもたちに世界が不思議と、歓びに満ちていることを知らせながら、さらにその深みと広がりを、子どもたち自らが探求する力を育てる。

2、具体的な目標や計画

 項目評価に沿って自己評価することによって、保育者自らが、客観的に自園を見る目を養い、教育内容の充実、施設の改善に
主体的に取り組んでいくことを重点項目とする。

3、評価項目の取組及び達成状況

評価項目  結果
(※)
 結果の理由
毎日の祈りや、礼拝を通して、神様に感謝する心、目に見えないものを畏敬する心を養っている。  A 食前や降園時、誕生会や遠足など様々な催しの時、また、月に一度の礼拝の時間、クリスマスなど、礼拝が日常化しており、園生活の一部になっている。時に集団の中での祈りが苦手な子どももいるが、いつか、その大切さ、あるいはその意味が分かる時が来ると信じている。
 遊びを中心とした園生活の中で、子どもの主体的な活動、行動を尊重している。 A すべての子どもたちが、日々、精一杯遊べるように、人間の成長にとって最貴重な幼児期の遊びを、たっぷり経験できるように、保育者は怠りなく準備と学びを繰り返している。
 保護者とのコミュニケーションをとり理解協力を求める。  A コロナの影響がなくなった昨年度から徐々に保護者会も、個人面談も、保護者向けの講演会も開くことができるようになり、保護者・教師・子どもの一体化した関係での保育に戻すことができるようになった。園の方針を深くご理解下さり、協力を惜しまない保護者に深く感謝しております。

4、具体的な目標や計画の総合的な評価結果

 評価  理由
A  子どもはおとなの父とも、おとなの自分を支えるのは、幼いころの自分とも言う。その幼い子どもを育てるのが「祈りと遊びと絵本」であることを確信し、この麗和幼稚園は110年間存えてきた。
その伝統は今も堅く守られ、子どもたちは、白樫や桜や梅や柿や葡萄や泰山木にかこまれた園庭で、木登りをし、駆け回り、川を掘り、鬼ごっこをしわらべ歌を歌い、ままごとをし、虫たちを探し、蝶を追い、縄跳びや竹馬を楽しみ・・・、園舎では大きな積み木で城や迷路を作ったり、絵を描いたり、料理屋さんを開いたり、実に多種多様な遊びを繰り返し、古今東西の絵本に親しみ、自分でも家に借りて持っていき、保護者に読んでもらい、そして、静かな祈りの時を持っている。その子どもたちの日常を守り続けていきたい。

結果()について 

 A

十分達成されている 

 B

 達成されている

 C

 取り組まれているが、
成果が十分でない

 D

 取組が不十分である

5、今後取り組むべき課題

課 題

具体的な取り組み方法

自己点検

 

現在多くの子どもたちは、ユーチューブを初めとしたネットに取り囲まれてしまい、また幼児からの過度な受験体制の中で、自然と人間を実体験できる経験があまりに浅くなってしまった。その中で、園の目的「祈りと遊びと絵本」を守り、現代におけるその意味を熟慮し、子どもの成長を促し、この三つの目的が、それぞれの子どもたちの生涯の生きる支えになるように努力を重ねる。











学校評価シート(学校関係者評価)


幼稚園  学校関係者評価委員会
日 時  2024年 619 日(水)
14 :00  ~16  :00  (時間)
出席者   評価委員( 3  )人
評価委員( 2  )人


1.自己評価で設定した目標・計画、評価項目の設定は適切であったか

おおむね適切であると考えます。

ただし、今後教育目標の見直し、それに伴う評価項目の改定等、検討の余地があるとかんがえます。

2.評価結果の内容は適切であったか

 敵切であると考えます。

特に、絵本を通した教育は、感受性、読解力、表現力の基盤作りとなり、今後の学力の基礎とともに、キリスト教における愛する力の育成に欠かせないものと考えます。同時に先生方の日々の絶え間ない努力を認める文言も今後検討されることを期待いたします。 


3.今後取り組むべき課題は適切に設定されているか

 適切であると考えます。

明確な課題意識をもって教職員、関係者全員のお子さん一人ひとりを見つめる温かな心、祈りの心で毎日の丁寧な保育が行われるとおもいます。 




2024716日更新