I2CのLCD「SB1602B」にアイコンを表示する

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1.アイコンのアドレスとデータ

アイコンのアドレスおよびビット

2.「SB1602B」の初期化

(1)「Function set」のコード[0,0,1,DL,N,DH,0,IS]の「IS(ビット0)」を「1(拡張セット)」にする。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[%001****1]
      CONT: インストラクション・レジスタ・アドレス($0)、以下同じ

(2)「Power/ICON/Contrast」のコード[0,1,0,1,Ion,Bon,C5,C4]の「Ion(ビット3)」を「1(アイコン表示)」にしてインストラクション・レジスタに書き込む。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[%01011***]

3.アイコンを操作する直前に

文字表示のあと、アイコンの表示や消去に移るときは、「Function set」のコード[0,0,1,DL,N,DH,0,IS]の「IS(ビット0)」を「1(拡張セット)」にして書き込むと誤表示しない。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[%001****1]

4.アイコンを表示する

(1)「Set ICON address」のコード[0,1,0,0,AC3,AC2,AC1,AC0]のAC3-0(ビット3-0)に「アイコンのアドレス」を入れてインストラクション・レジスタに書き込む。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[$42]

(2) [%********]のうち、対象アイコンに該当するビットに「1」を、そのほかのビットはすべて「0」にして、データ・レジスタに書き込む。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,DAT,[$00010000]
      DAT : データ・レジスタ・アドレス($40)、以下同じ

3.アイコンを消去する

(1)「Set ICON address」のコード[0,1,0,0,AC3,AC2,AC1,AC0]のAC3-0(ビット3-0)に「アイコンのアドレス」を入れてインストラクション・レジスタに書き込む。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[$42]

(2) データ・レジスタに[0]を書き込む。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,DAT,[0]

5.アイコン操作の直後に

文字表示に戻る前に、「Clear Display」のコード[0,0,0,0,0,0,0,1]すなわち[$01]をインストラクション・レジスタに書き込むと誤表示しない。

  例 : I2CWRITE SDA,SCL,SLAVEADDR,CONT,[$01]