笛吹きじいさん
昔々あるところに、とてもフルートの好きなおじいさんがいました。ある日、おじいさんは言いました。「私は、死ぬ前にぜひ金のフルートが吹いてみたい。へたに遺産を残しても親族争いのもとだろうから、好きなことに使わせてくれ。私が死んだ後は、孫でもひ孫でもフルートを吹く奴に譲ってやる。誰も吹かないのなら、切って指輪でも作ってくれ。」
念願の金のフルートを手に入れたおじいさんは、それから2年後に亡くなられたそうです。金のフルートは、今でも吹いてくれる人を待っています・・・
これは、知り合いの楽器屋さんから聞いた本当の話です。
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1年前、私は車を橋の欄干にぶつけて廃車にしてしまいました。幸いたいしたけがもしなかったのですが、下唇を5針ほど縫いました。ところが、その傷がもとで唇の状態が微妙に変わってしまい、フルートが全然鳴らなくなってしまったのです。悪戦苦闘の末、また音は出るようになりましたが、やっぱり以前とは違います。以前よりも悪いという意味ではありませんが・・・
以上2つの話から得た教訓は、やりたいことはやれるうちにやらなければダメ!ということです。明日なんて来ないかもしれないし、運良く来ても好きなことができるかどうかわかりません。
ということで、またボーナスを使ってしまった私です。
・この時のボーナスは、3代目「ル・シッド」に使ってしまいました。
・「また」というのは、この前の年に冷暖房・防音完備の練習室を作っているからです。