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【19】難易度★★ 出題日時:2002年
3月 2日(土)17時01分24秒、応募締切2002/3/5 6:00 携帯電話の迷惑メール対策として、電話会社がメールの内容を点検することは、日本国憲法ではできません。それは第何条に違反するからでしょうか? |
テストの採点をしながら、やっと思いついたクイズです。
日本国憲法 第二一条〔集会・結社・表現の自由、通信の秘密の保護〕
(1) 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
(2) 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
ずばり、この第2項に違反するわけです。ということで、NTTドコモなどでは、メールの内容の点検をせずに、宛先不明のメールが大量に送られた場合、通信業務に支障がでるという名目で、これを遮断する仕組みになっているわけです(よね?)。ということで、正解は第21条です。
ところで、アメリカ合衆国を中心とする世界的諜報網のエシュロンなどが、地球レベルで驚くほどの個人情報を収集しているといわれますし、マイクロソフトのアウトルックから通信内容が漏洩する可能性も指摘されているところですね。また、通信ではありませんが、日本の警察が管轄しているNシステムも、全国各地の道路に設置されており、日々僕たちの情報が収集されていることも、電話を傍聴する様々な機器が市販されていることも忘れてはなりません。