ステージア キーインターロックケーブル故障修理

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2011-9、カーナビを取り付けた次の日、出かけました。

出先で一度エンジンを切り、再び出発しようとした所、シフトがパーキングから動かないっ。

車が動けません…。

 

前日にカーナビを取り付けた時にシフトロックソレノイドの配線を切ってしまったのかなぁ…。

出先ですがとりあえずセンターコンソールを外してみます。

シフトロックソレノイドのコネクタらしき物(サービスマニュアルも電気配線図も出先で無いので)をゴリゴリ…。

こっちのコネクタかなぁ…などどいじくりまわしていると、パーキングから抜けましたっ。

とりあえず出先なので、出発します。

 

次の立ち寄り地では嫁さんが買い物してる間に時間がとれます。

もう一度見てみます。

どうも電気的な故障ではなく、メカ的な故障っぽい。

しばらくボタンを押しながらがんばっているとパーキングから抜ける事が分かりました。

とりあえず帰りまでは持ちそうです。

 

帰ってから、シフト周りを分解して見てみました。

どうもこの辺の動きが渋いのが原因らしい。

ロック解除ボタンを押して、ちょこっと戻してもう一度押すと押せる事が判りました。

かなりサビサビだし…。しょうがないのかなぁ…。とりあえずグリスアップ。

いや、それにしても、この先のワイヤーの動きが渋い気がする。

ワイヤーのチューブの中に向けてKURE5-56を吹いてみます。変わらない…。

このワイヤーはキーシリンダーにつながっています。

 

このワイヤーは、キーインターロックケーブルといいます。

キーがOFFの時にパーキングから動かなくする、また、パーキング以外の時にキーを抜けなくする機能があります。

昔の車(Y30とか)にはそんな機能はありませんでした。

もちろんMT車もありません。そもそもパーキングがありません。

 

後日、ワイヤーの相手側のキーシリンダー側を分解してみました。

↑キーシリンダーを運転席ドア側から。

ここの下部にワイヤーがつながっています。↓キーシリンダー下から。

あっっ。根元が割れてるっ。

ワイヤーの根元の樹脂が割れています。

ワイヤーは樹脂にストレス無い角度できていません。

でもその先のワイヤーを固定している所は問題無い。

なので、設計上この割れた部分の樹脂にはストレスがかかっていた事になります。

これが樹脂の経年劣化で割れたと思われます。

この割れた部分の樹脂とワイヤーが接触して抵抗となり、ワイヤーの動きが渋くなっていました。

 

カーナビ取り付けの時、運転席下の配線はなんだかわからないけど硬いケーブルにビニールタイで固定してました。

だって…。普通それに固定するでしょ。他に無いもの。

その硬いケーブルがキーインターロックケーブルだったのです。

余計にストレスかけていたのかもしれません…。まぁしょうがない。

 

で、修理です。パーキングから抜けられないのは致命的です。出先で不動車になりかねません。

修理としては、キーインターロックユニットを外す。

コラムカバーの中に転がしておきます。

これでワイヤーにはストレス無くスコスコ動きます。

機能を殺してしまいましたが、不動車になるよりましです。

まぁ昔の車やMT車には無い機能だし。

いつか気が向いたら部品を取り寄せて交換するかもしれません。

 

 

 

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