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2013-6、ステージアにUSB充電ポートを取り付けます。
元になるデコデコは上海問屋で購入した4port 4.6A シガーチャーヂャー。\1,199。
この手のシガーチャージャーは信用出来ない物が多いので、分解して評価してみます。
評価内容はこちら。結果はかなり優秀なデコデコだと思います。おすすめです。
車側の改造です。
シガーチャージャー本体は内装の中に隠して、USB延長ケーブルを使ってスイッチメクラ蓋を加工してポートを出そうと思います。
センターコンソールの加工。
裏側から見ると、ここを切り取ってスイッチを取り付けてと言わんばかりの切れ込みが3個分ありました。
後期型は本革シート用シートヒーターのスイッチなんかが付く様ですが、それともまた違ったレイアウトです。
カッターとヤスリを使って2個分切り取りました。
メクラ蓋をつけてみます。
次にメクラ蓋の加工。
構造を良く見て計画を立てます。
ここに100均のUSB延長ケーブルを設置します。
4隅にドリルで穴を開けて糸鋸で開口を作ります。
ヤスリで仕上げます。
次にUSBケーブル側の加工。
メクラ蓋の開口はUSBよりちょっと小さく作った(になってしまった)ので、
USBコネクタのフタの裏側にくる部分をちょっと小さくします。
ぴったりサイズにつくってはめこみます。
はめこんだら特に接着とかしなくてもガッチリ固定しました。
ついでにカーナビのUSBメモリー用のUSBコネクタと、AV入力用の3.5mm4極ミニプラグもつくりました。
ミニプラグは一応タイロックでUSBにしばってあります。
みんな延長ケーブルを使いました。
ここで車に設置する前にUSB延長ケーブルの電圧降下(コネクタ接触抵抗+ケーブルロス)を測定してみました。
電圧降下(1A時) | 所感 | ||
1 | 100均USB延長ケーブル | 0.35V | ただの延長ケーブルなのに結構ドロップがでかい。 |
2 | 100均USB→microUSB変換ケーブル (microUSBコネクタ分解可能タイプ) | 0.41V | 線が細いのでしょうがないのかな。 |
3 | 100均USB→microUSB変換ケーブル (microUSBコネクタ分解不可タイプ) | 0.28V | |
4 | 100均USB延長ケーブル | 1.70V | 壊れているのか? |
5 | 100均リール型USB→microUSB変換ケーブル 0.65m (microUSBコネクタ分解可能タイプ) | 0.59V | 軽くて良いのですがちょっとドロップが大きいかな。ギリ急速充電出来るレベル。 |
6 | SONY USB→miniUSB変換ケーブル | ||
7 | Willcom miniUSB→microUSB変換コネクタ \480 | ||
8 | ELECOM miniUSB→microUSB変換ケーブル \780 | ||
6+7 | 0.35V | ||
6+8 | 0.36V | ||
9 | JVC リール型USB→microUSB変換通信充電ケーブル1m ZM-U410R \1,280 | 0.38V | 重たいですがリールで1mの割には低ドロップ。 |
10 |
SONY mobile battery CP-ELSVPBA 付属の通信充電ケーブル |
0.12V |
さすがSONY。低ドロップ。ただ線が硬いです。 |
11 |
100均USB→microUSB変換ケーブル (microUSBコネクタ分解不可タイプ) |
0.34V |
何と(上写真1番)0.35V/1Aのドロップっ。ぉぃぉぃ…。そんなモン使えないよ。
更にUSB→microUSBのケーブル(上写真2番)が0.41V/1Aのドロップ。
合計で0.76V/1Aもドロップしたらまともに充電出来ません。
作り直します…。
まず上写真2番のケーブルを分解します。
microUSB側はツメでとまっていたので綺麗に分解出来ました。
このコネクタ、千石で\210で売ってる物とそっくりですが、ピンが3本しか出ていませんでした。残念。
ほっそい線を使ってます。さすが100均っ。1A流しちゃダメでしょ。
USB側はカッターで切れ込みを入れて外皮をはがすと中は樹脂で固めてありました。
樹脂をカッターでちょっとづつ削っていき、コネクタ単体を取り出します。
そしてAWG18の線でつなぎ直しました。
ケーブルの柔軟性を考えて熱収縮チューブでまとめたりはしませんでした。
この後、コネクタの中でケーブルを木工用ボンドで接着しました。
USBコネクタの外皮も木工用ボンドをつけて100均ミニ万力で固定して接着しました。
この自作ケーブルでの電圧降下は0.12V/1A。まぁ合格です。
次に延長ケーブルを作り直します。
せっかく作った延長ケーブルは使われる事無く解体されました…。
まずUSBメス側を分解します。
外皮の側面にカッターで切れ込みを入れて外皮を剥がします。
中はやっぱり樹脂で固めてありました。
樹脂をニッパーとカッターとピンセットを使って丁寧に取り去ります。
これを2個用意します。
この後、外皮は短く切り詰めました。
そしてパネルにはめ込みます。
内側の端子(Data±)はショートします。
こうする事によってスマホはAC充電モードと認識するそうです。
ケーブルはやっぱりAWG18を使います
外皮を短く切ってしまった事により、外皮の内側のUSBコネクタがズレやすくなってしまいました。
なので、木工用ボンドで固めました。
次にオス側を解体します。
外皮をはがすと、シールドケースになっていました。
シールドケースの中はやっぱり樹脂で固めてあるので同じく取り去ります。
これにAWG18線を接続して延長ケーブル完成。
このケーブルでの電圧降下は0.05V/1Aでした。
やっぱりただの延長ケーブルなんだからこうでないと。
更に、せっかく作ったカーナビ用のパネルも作り直す事にしました。
理由は、AV入力用の4極ミニプラグ延長ケーブルがやっぱりどう考えても細すぎる…。
ここで映像にノイスがいっぱいのってしまう気がして仕方ありません…。
ナビからのケーブルを直接パネルに差し込む事にしました。
なので、それ用にパネルとUSBコネクタを再加工。
USBは100均延長ケーブルを使う事にします。
切り取った部分にカーナビのAV入力用4極(ちょっと太めの)ミニプラグがはまる事になります。
パネルもカーナビのに合せて穴拡大。
パネルの加工はちょっと失敗してます…。
USBコネクタがピッタリはまって固定できるので、ミニプラグはUSBコネクタにタイロックで固定しました。
今度こそ全部完成。
追加。
おまけでインジケータLEDをつけました。
2〜3日使ってみて。
Galaxy Note のmicroUSBポートが壊れました…。
充電がうまく出来ません。通信も。
自分で修理して事なきを得ましたが、故障原因を考えます。
新しい100均ケーブル、サードパーティー置き台等、思い当たる節はいろいろあるのですが…。
上で作った、ステージアのUSBコネクタとGalaxy Note をつなくAWG18のケーブル。
電圧ドロップを減らそうと短く作ったのですが…。
良く考えてみるとGalaxy Note のmicroUSBコネクタにテンションかかった状態で車の振動が加えられていると考えられます。
もしかして…?
microUSBコネクタへの車の振動による影響が少なくなる様に、結局100均の細いリール型ケーブルを使おうと思います。
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