ミニジープ 110ccエンジン

 

2013-1-26、ヤフオクで110cc中華エンジンを落札しました。\7,360+送料\2,500=\9,860。

LONCINとかLIFANとか中華一流ブランドではありません。高いので。

まぁ大差無いだろうと。

おまけで下記付属品がつきます。

ダンボールに入って届きました。

シリンダーには107cm3と書いてありました。

ただこれ、プレートを接着剤で貼り付けてあります。

取り易い様に?

 

エンジンは TZH というメーカーの様です。

型番は TZH152FMH 。

ちなみにミニジープオリジナル50ccエンジンは、 1P39FMA と書いてありました。

ドライブスプロケットはJD-530と書いてあります。12Tでした。

110ccエンジンのドライブスプロケットはJD-428、14Tと書いてあります。

今回これは使いません。ミニジープオリジナルのスプロケットをそのまま使います。

付属のキャブ。これは使います。

JIN WEI というメーカーの様です。

ケイヒンPC20のコピーでしょうか。

マークはやっぱりケイヒン風。型番は K12-11 と印刷してありました。

ちなみにミニジープ純正キャブは、JING KE の PZ19L-126a です。

マークはもちろんケイヒン風です。

 

それではエンジン乗せ換えをはじめます。

まず50ccエンジンを撤去します。

ガソリンタンク、アクセルワイヤー、チョークワイヤー、マフラー、シフトリンケージ、チェーン、コネクター類を外していきます。

エンジン撤去後のミニジープのエンジンルーム。

エンジンを並べてみます。

キャブが横向いている方がミニジープ純正50ccエンジンです。

左右クランクケースカバーの形状が異なります。

 

そして新しい110ccエンジンをとりあえず乗せてみます。

入らない…。

クラッチ側のクランクケースカバーがミニジープのボディのパイプに干渉します。

新デザインのクランクケースカバーは何故か無駄にデカイです。

 

古いデザインのクランクケースカバーじゃなきゃ駄目です。

なので、この機会にマニュアルクラッチを取り付けようと思います。

以前ヤフオクで落札した、遠心クラッチ→マニュアルクラッチキット(中古)を持ち出してみます。

いろいろ調べてみると、どうも部品が足りない…。

ギヤーシフトスピンドルもマニュアルクラッチ用が必要な様です。入っていません。

更に工具が無い。ローターホルダーと14mmのロックナットレンチが必要みたいです。

という事で、マニュアルクラッチ化は先送り。他の方法を考えます。

 

50ccのエンジンのクランクケースカバーを使う事にします。

恐らくどちらもHONDA製と互換性があると思います。

とりあえずエンジンオイルをドレンボルトから抜きます。

ドレンボルトはやっぱりシリコン系のコーキング剤でシールしてあります…。ダメだってば。

手元にあった日産車用のドレンボルトガスケット(銅)が合うので付けました。

初期状態で入っていたオイルは、とりあえずオイルっぽかったです。けど捨てます。

ミニジープ50ccの時はサラダ油みたいなオイルだったのですが。

 

クランクケースカバーを外します。まずは110ccエンジン。

クランクケースカバーのデザインはHONDAとは異なりますが、中身は一緒っぽいです。

ボルト長は4種類ありました。

次に50ccエンジンのクランクケースカバーを外します。

クラッチリフター部分が異なります。

なので、クランクケースカバーと一緒にクラッチリフターも交換します。

ボルト長は3種類でした。長いボルトは2種類です。

クランクケースカバーの形状で違うのかと思います。

なので、ボルトもクランクケースカバーと一緒に交換します。

組み付けは、特に問題無く収まりました。

パッキンは再利用。

 

次にジェネレータ側のクランクケースカバーも交換します。

デザイン的な問題ではありません。

ジェネレータから出力されているケーブルのコネクタが異なります。

ミニジープ純正50ccは丸ギボシx5pinですが、110ccエンジンは平圧着端子を使ったコネクタになっています。

どれがどれか調べるのも面倒臭いし加工も面倒臭いので、クランクケースカバーに取り付けてあるステーターとハーネスごと交換します。

110ccエンジン↓

50ccエンジン↓

 

これでやっとミニジープにセット出来ます。

セットした頃にはもう暗くなってきてしまったので写真無しです。

 

エンジンをかけてみます。

キャブの位置が50ccより更に高くなってしまうので、尚更ガソリンが流れにくくなりました…。

なのですぐにはかかってくれません。

しばらくセルを回していたらバッテリーが上がってしまいました…。

排気量が大きくなった分、電気も食う様になったと思います。

出来ればバッテリー容量を増やしたい所です。

ステージアから電気をもらって更に回すと無事かかってくれました。

アイドルが高すぎる…。アクセルワイヤーを調整して回転数は正常になりました。

燃調は初期状態のままで特に問題無さそうです。

 

走ってみると…。

すごいパワー。楽しーっ。

上り坂で助走つける必要が無くなりました。上り坂で一時停止も出来ますっ。

公道は走れなくなってしまいましたが、ナンバー付けても結局公道は殆ど走らなかったので…。

逆にメインで走っている治外法権の村内は坂ばかりなので50ccでは不便。

便利になりました。

 

 

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