目の位置の検査        2026.10

 

目を動かす筋肉は、右目に6本、左目に6本あります。右目と左目がズレているときに
どの筋肉に異常
があるか判断します。
9方向眼位は一番大切な検査です
上下左右斜めの9方向を見させて目の位置を記録します。目の向く方向によって働いている
筋肉が違
います。目が小さかったり、瞼の形で判断が難しいこともあります。検査の途中で
固視眼(見ている
目)が変わることもあり注意が必要です。写真をとってゆっくり判定する
といいです。



ヘス赤緑試験はわかりやすくお勧めです
検査は暗室内で行い、5度間隔のマス目に赤い光が点灯します。赤い光の場所を緑色の光で
指し示します。
右眼に赤、左眼に緑の赤緑メガネをかけると、右眼には赤色の光だけ、左目
には緑の光だけが見えます。右眼が
正常範囲を動いた時の左眼の位置が記録できます。
例えば右眼の外直筋麻痺(右図)では、右眼に赤のメガネをかけると、左眼が内側に大きく
動き、左眼に赤のメガネ
をかけると右眼が外側に動かないことがわかります。



マドックスダブルロッドテストは上斜筋麻痺などの手術前の検査に有効です
上下に動かす筋肉の障害では、目が回旋して複視を生じます。回旋複視といいます。回旋の
量
を調べるのに有効な検査です。左右の目にレンズを入れて光を見ると写真のように線が見
えます。
線の傾きを測定すると回旋の量がわかります。

  

長期に複視で苦しんでいる患者さんがときどき来院します。
簡単な検査で診断することができますので専門医を受診することをお勧めします。



          
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