【2025年06月22日更新】

ツユどこ行った

 何年前だったか、トランプさんが「地球温暖化なんて迷信」とのたもうたことを覚えている。あの頃から、地球上のすべての営みが、妙にひねくれてきたような気がする。
特に今年はひどい。丁度よい季候がなくなってしまったのだ。寒い冬が終わったら、すかさず蒸し暑い梅雨の到来が。いやいやそれだけでは済まない。6月8日に梅雨入りしたかと思えば、16日には梅雨前線が天気図から消え失せてしまった。猛暑到来である。いやいや梅雨は終わっていませんよと、お天気おじさんが怒ったようにおっしゃる。
そうなんですよ、このまま雨が降らなかったら、ことしの米の収穫は大変なことになる。米だけじゃない、果物だって、家畜だって、人間様だって、み〜んな干上がってしまうじゃないか。
トランプさん、「迷信だ」なんて撤回して、温暖化対策に協力してくださいよ。そんな願いなんて聞いてくれるわけがない。ただ今、関税−ハーバード大学−ウクライナ問題−イラン攻撃−難民問題。みんなオレ様がやらなきゃならないことばかりだもん。忙しい、忙しい、温暖化なんてかまっておれるかと、ここだけは知らんぷりで逃げ出してしまいそう。(2025年06月22日)


なんとも静かなコメ騒動

 テレビを付ければ、どこもかしこも米の話ばかり。それが悪いとは言わないが、マスコミ総動員で小泉人気を押し上げているようにしか見えない。
そこで、近くのスーパーの米売り場を覗いてみた。山のように積まれている5キロ入りの米袋。騒動の割には買い物客を寄せ付けていない。それもそのはず、古古米とか古古古米なんてどこにも置いてはいない。吊り下げられたお知らせでは、土曜日に売り出すと書いてある。それも系列のスーパーで。これじゃ、小泉効果もも薄れてしまうんじゃないのかな。古古古米ではなくて普通のお米の値段を、急激な値上がり以前に戻してよ。これが、ボクの気持ちです。(2025年06月15日)


楽しそう、新一年生

 通学路になっている我が住処の前は、朝晩の小学生のおしゃべりで賑やかなこと。入学式から、やがて三ヶ月になると、新一年生も立派な子供に成長している。下校時に合う、お向いのYちゃんなど、「この人○○ちゃんだよ」と叫びながら、連れだった子を紹介してくれる。気がつけばYちゃん、幼稚園時より背丈が大きく伸びたような気がする。もっともっと大きくなーれ。お向いのおじいちゃんを追い越しちゃえ、と応援したくなる。(2025/06/08)


周囲が静かです

 今朝は珍しく、早く目が覚めて起き出したら午前4時でした。いつもの朝刊が来る時間が午前3時40分だと分かっているので、新聞受けに出て行こうとしましたが、今朝は配達時のバイクの音が聞こえません。休刊日でもないと思いながらポストの中に手を伸ばすと、確かに新聞は届いていました。この錯覚は、どこからきたのか。
実は、配達用のバイクをふかす音が、極端に小さくなっていたのです。読者の睡眠を邪魔しないための配慮からでしょうか、消音技術が進んでいたのでした。
なにも新聞配達車だけではありません。住宅街を駆け回る郵便配達の音もびっくりするほど小さくなっています。古くなった集合住宅を解体する騒音も、一時代前の「喧しい」が、すごく優しくに替わっていました。周囲を取り巻く幕が改良されているのです。気をつけていると、住民の快適さを求めて改良がなされていることが多いです。
間違いなく昔から変わらない「喧しい音」もあります。午前8時前後と午後2時半ごろの、小学生の登下校時の“騒音”です。でも、この音は、どんなにけたたましくても耳障りにはなりません。不思議ですね。(2025年05月25日)

八十八の同窓会

 先週の土曜日(5月10日)は、母校(久留米商業高校)の大同窓会だった。本校では、高齢として満年齢八十八才になった卒業年度生を、全同窓生がお祝いする習わしになっている。そのため、今年87才になる僕らの番がやってきたというわけ。出席同窓生は、約1000人。
世話役を引き受けた何人かで、1年前から呼びかけ運動を展開してきたのだが、出席した仲間は30人足らず。声をかけても、身体がいうこと聞かない」を理由に出席辞退者が続出した。それより何より、既に他界したお方の多かったこと。彼らの分まで楽しもうと、30人足らずの出席者は、一日中騒ぎっぱなしであった。
スローガンとした「進め!人生100年時代へ 輝け!母校59回生」のもと、万歳三唱でお開きとなった。またどこかで会おうを合い言葉に、「我が家」へ散っていった。その「どこか」が、身近な場所であることを、世話人の一人だったボクは、祈らずにはいられなかった。(2025年05月18日)
念のため、ボクの誕生日は、5月17日である。


五月はいいね

 5月は、ボクの誕生月です。「イコール年齢」とは申さず、我が猫の額の庭園も、大小の公園も、どこもかしこもみずみずしいミドリが一杯です。写真は、福岡市城南区の福岡大学周辺の池です。間もなく雨期が来ることを忘れて、深呼吸を繰り返したくなります。(2025年05月11日)


野球の基本

 なぜかホークスが負けた日は、憂鬱で仕方がない。それほど野球に熱中しているわけではないのだが、「観るスポーツ」として、ソフトバンクホークスの心からのファンになってしまった。だから、「またも5連敗」が続き、パリーグ最下位が当たり前のようになることが、いやなのである。
どうしてホークスはそんなに弱いのか。それは、主力選手のほとんどが、怪我で登録抹消されたからだと、マスコミは監督や球団を庇う。確かにそれもあるだろう、が、こうなることを王さんを初め、皆さんまったく想定外だったのか。それなら論外だ。山川、有原、上沢など、金目を惜しまず「できあがり」の選手を引っ張り込む。ふと気がついたら、絶対手放してはいけない甲斐選手が、するりと巨人軍に引き抜かれていた。そして、主力と控えの選手間に、一軍、二軍以上の実力差が生じてしまったのだ。
試合を真面目に観察していると分かる。主力の居ない今がチャンスのはずの「控え選手」が、その機会をみすみす逃がしてしまっている。単に肩が強いとか、足が速いとか言う問題ではない。彼らはせっかくの出番で、ストライクを見逃して三振。盗塁のチャンスが分からなくて憤死。要は、野球の基本から外れたことばかりにこだわっているのだ。バッターは、ボールを打ちゃあいけないし、ストライクを狙い撃ちすることに集中すべきだ。敵より1点でも多く点を取れれば勝ちなのに、それを忘れてホームランばかり狙い、”豪快な”空振りを繰り返す。監督はせっかく高額で獲ってきた選手だから、使わなければならないと、拘る1。
「エース」「四番バター」「ローテーション」などに固執した野球ではなく、勝つための野球をやってくれないかな、お願いだから。訳の分からない自称野球評論家より。(2025年05月04日)


ホークスさん、どうしたの?

 誰もが認めた、25年度のパリーグ優勝は。ソフトバンクホークスしかなかったはず。ところが、開幕から20日過ぎて、ホークスは第6位。「断トツ」とまでは言わないが、正真正銘ビリである。毎日、テレビ放送を観ていて腹立たしいことばかり。絶対的守りの要であった甲斐捕手に逃げられて、監督・コーチ陣が右往左往しているさまが容易に想像できる。加えて、昨年までの中心選手がことごとく怪我などで戦列を離れてしまった。近藤・柳田・栗原(最近復帰)・正木・周東など。
監督が「絶対的エース」と太鼓判を押した有原など、出る度に失敗し、加えて「これしかいない」と繰り出す守護神のオスナは出る度に「救援に失敗」ばかり。フェルナンデスしかりである。頼みの四番バッター山川は、よいときは固め打ちするものの、いまだホームラン4本から上に上がろうとしないし、内野フライと豪快な空振りばっかり。
ファンは、「これだけ負の材料が揃えば、仕方ないですよ」と、寛容なこと。でもね、ここのところ、テレビで見る観客席の空席が気になりませんか。視聴率だって、このままでは心配でならない。小久保さん、ベンチに座ったままで、くら〜い顔ばかりしていないで、なにか次の一手を繰り出してくださいよ。熱烈なホークスファンより。(2025年4月20日)


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