記事タイトル:つまらないプライド 


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お名前: ωに付ける薬   
つまらないプライド
12月17日の記。

  今日社長と衝突した。かと言って感情的になった訳ではないけど。

  で、ウチの社長は周りに感化されやすい人なのだ。で、それはそ
  れで構わないんだけど、それを人に強要するのは、それは股違う
  話なのだ。 
  社長曰く、取引先の生花部の挿す花は良いという。が、俺には何
  が良いのか良く分からない。確かにウチにはない良い面もあるけ
  ど、ウチにはウチの良さがある。

  が、ウチの社長は、俺の我流のやり方がウチの職場のスタンダー
  ドになるのが気に入らないらしい。社長は何かに付け、生花祭壇
  はコレコレこう言う流れで云々、とウンチクをひけらかす人。
  周りの人は「ふ〜ん」って感じで相づちを打つような感じで聞き
  流すのが職場の恒例だけど。(‥ゞ
  で、ウチの社長の説得力の欠けるところは、口ばかりで態度で示
  した試しが無いこと。自分が納得した物を作るのに、人任せに出
  来る筈がない。
  で、ウチの社長は、1から10で完成だとしたら、1から10ま
  でを、殆ど一人で仕上げた事が無い人なのだ。10で完成品だと
  したら、社長は態度で一つの作品を作った事がない人なのだ。
  理屈で良い生花祭壇が出来るなら、何処の花屋だって良い物が出
  来るはず。所がそんな生やさしい代物ではない事を、実際に携わ
  っている社長自身が一番良く分かっているはず。

  んで、よその花屋が少しぐらい良い生花祭壇を挿してると言うと、
  下の者を従えて、直ぐに写真を撮りに行ったり見に行く人なのだ。
  そしてそれに直ぐ感化されてしまい、真似コジキと化してしまう
  んだな。

  ウチの社長には、「プライドがないのか!」と、何だか悲しくな
  ってしまふ。それはそれで良いんだけど、ベースになるものまで
  真似をするって言うことは、今まで築き上げてきたウチ(俺)の
  やり方を否定されているようで、それだけは譲れない話なのだ。
  このベースを同じ様な感じにするって事は、挿し方のバリエーシ
  ョンも類似するっていう事。

  俺はクローン人間ではない! そんな個性のないのはまっぴらゴ
  メンなのだ。

  10人十色の感性があるように、人それぞれのやり方があって良
  いと思ふ。それを肯定するか、否定するかは、社長一人の価値観
  で決まる事では決してない筈。
  大切なのは、固定観念でも理屈でもない。良い物を作ってナンボ
  なんじゃい。その反応は、自ら問いかけなくても、周りから客観
  的に得られるものなのだ。それは現場で挿している人間が良く分
  かる事。
[2001/01/17 20:54:32]

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