Zに初めて乗った時はノーマルで充分な「すごいバイク」でした。 最初のカスタムは集合管。カッコよくて騒音も何も考えず自己満足。 純正マフラーから集合管でスリムになったらハンドル・ミラー・ウインカーもそれなりにと。 小排気量車のハンドルに換えて、ショートミラーにショートウインカーステーに交換。 この辺り安く売ってましたね。 そのうちキャブがオーバーフローしたりで調子悪くなります。 集合管にしてサイドスタンドで保管してたのもキャブ不調の一因だと思われますね。 ならば社外レース用キャブに交換。CR・TM・FCR・TMRと選択幅もありますね。 加速ポンプが付いただけでもパワーアップして気分良く感じられます。 味はそれぞれですから情報を集めてお好みをモノをどうぞ。 電装もバッテリーの過充電からコイルのパンク、ハーネスの劣化まで この辺りは純正オリジナルにこだわることなく最新のものに交換すべきですね。 ウインカーリレーもICリレーに。 シールドビームのヘッドライトは光量不足で車検に通りませんからまずはハロゲンに。 ヘッドライトケースのスペース制限がありますが、HIDやLEDに交換すれば 35W程度のバルブでハロゲン55W以上の明るさが得られます。 熱も出ないし。 新型バイクが出てくるとZのブレーキがボロッちく見えます。 実際、Zの効きは悪いです。 社外ローターに社外キャリパーが買えますから財布が許せばボルトオンでランクアップできます。 オイラは320ローターとAPキャリパーで80年代風カスタム。 ブレーキマスターも定番のRCマスターから、ニッシンやAP・ブレンボと選び放題。 オイラはコスパの高さからヤマンボのセミラジポンに落ち着きました。 元気に走っていると路面状況によってハンドルがはじかれるとか高速コーナーでケツが飛んだとか、 そこを旧車の味として受け入れるか問題とするか? フロントはKYB36Φフォーク、リアはオーリンズのフルアジャスタブルで良くなりました。 但し前後で30万!します。 ツーリングでZ1やZ1000Rなどと一緒に走るとナナハンのパワー不足を感じます。 と言ってバイクのせいにする。(^-^; そして定番のヨシムラ860を組むわけですが、これも慣れると・・・ 物足りない。 友人のコンプリートバイクとアイドリング音を比べると、パンチがないのが気になって来ます。 ナナハンZの圧縮比は 9.0:1 Z1は 8.5:1 です。 ヨシムラ860も 9.0:1 4バルブのスズキ刀が 9.5:1 水冷ニンジャの900Rで 11.0:1 5バルブ水冷のOW01は 11.2:1 最新のSSは 13.0:1 を超えるものがあります。 そんな時に 「圧縮 10.0:1以下のエンジン、あまりに非力すぎで何の為にオーバーホールしたか解らないし せっかくの社外キャブレターもぐずりぎみで、今一乗ってても疲れるし」 と強烈な説得力を感じました。 振り返れば80年代末、ZをフルチューンするよりもまんまレーサーのOW01を買った方が賢いと思い OWの購入に至ったわけですが・・・ 間違いではなかった。得られたことも多かった。 昨年某社の新作ピストン(圧縮 11.0:1)を入れてしまいました。 排気量は860のままですが、軽量高圧縮ピストンと専用ライナー交換で「パンチ」が出ました。 もうこれくらいで良いかな。 お歳だし。 2020年 丸Zのシリンダーヘッドがメーカー純正にて再販となりました。 大変喜ばしいことです。 また社外パーツも多数存在する現在ですが機能部品は純正部品を使いましょう。 メーター・ミラー・ウインカーエンジンカバー類等、コスト重視でろくなものはありません。 「強化品」と謳ってる物も、ダメだね。 |