(´ー`)ノ< こんにちわ、吉川幸雄です。 雪印食品による牛肉産地偽装事件。 このこと自体が犯罪であることはいうまでもないことですが、その 後の、パート・アルバイト1000人の解雇。そして、農水省の指示に よる外資との提携の禁止。 日本の組織の中にある綻びが次々と露呈しています。小泉内閣の支 持率が真紀子大臣の更迭によって大きく下落しました。政権交代も 予想され、社会・経済は完全に停滞してしまいました。 修理や改装ではどうにもならないほど、日本システムは追い込まれ てしまっています。構造改革に向けて緊縮財政を続ければ、不良債 権に押しつぶされて、多くの銀行・企業が破綻します。また、財政 出動によって国債を大量発行すれば、市場から見放され、国債暴落 の懸念があります。前にも後ろにも進めない状況。 大地震が起きる前兆といった感じです。 ────────────────────────────── ◇正しくあろうとすること 雪印食品の事件で気になったことは、西宮の倉庫で、詰め替えを行 った社員たちです。新聞記事によると、センター長から詰め替えを 行うことを知らされ、ひとりとして反対をしなかったそうです。 マスメディアでは企業倫理であるとか、社風といった実体のないも のが批判され、経営者が責任を取って辞めさせられます。 そしてまた同じことが繰り返される。これが今までの日本でした。 しかし、社風や企業倫理といったものは、そこで働く全ての人々、 つまり個々の社員そのものだとおもいます。 「サラリーマンだから、上司の命令には逆らえない」 「妻や子供を養うために会社の言いなりになるしかない」 そんな言い訳が聞こえてきそうです。 多くの企業の現場で、こうした不正行為は行われていると思います。 その中には、法に触れない小さな不正から明らかに違法であるもの まであるでしょう。 完全に正義であることは不可能です。自由社会で他者と競争して生 き抜くためには、法に触れない範囲で、他社を出し抜くための不正 といったものも行われるでしょう。 ひとりひとりが正義であること。正しくあろうとすること。それが 大切なのではないでしょうか。 今回の雪印食品の例では、雪印食品内からの報道機関へのリーク が、事件が明るみに出る発端になったようです。 正義であること、正しくあろうとすること。 こう考えた一人の社員の正義が、事件を明るみに出し、世の中を変 える大きな力の源となりました。 政治の世界では、正しくあろうとする田中真紀子さんが苦しみなが らも自らの主張を続けています。 みなさんの周りではどうですか? 大地震が起きる予兆であるように感じます。 ────────────────────────────── 皆様からのご意見、ご感想をお待ちしています。 それでは、また来週。(´ー`)ノ |