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戦争が始まります。。。

(>_<。。。< こんにちわ、吉川幸雄です。

先週、アメリカで衝撃的なテロ事件が起きました。毎日深夜までテ
レビを見ていた方も多いかと思います。私もそのひとりです。
亡くなった方々のご冥福をお祈りします。そして、事件を起こした
首謀者、協力者が一刻も早く処分されることを願います。

倒壊した貿易センタービルの跡地には、以前と同じ外観のビルを建
てて欲しいと思います。もちろん、最新の建築技術で、最新の素材
を利用して。そして屋上には迎撃ミサイルを配備して。

エネルギー産業や軍需産業に支持母体を持つブッシュ大統領が就任
した当初から、国際的な危機を引き起こすのではないかと懸念はさ
れていました。
こんな形で起きるとは誰も予想していなかったでしょうが...。

しかしこの事件によって、合衆国が弱みを見せることは許されませ
ん。世界のパワーバランスを崩し、本当に第三次世界大戦へとつな
がりかねない。世界の安全と平和のためには、一刻も早く対抗措置
を取る必要があります。

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>インド洋では、空母2隻(艦載機約150)と駆逐艦など約20隻
>の艦船からなる2個空母戦闘群が展開。

>ラムズフェルド国防長官は3万5500人を緊急に動員した。

>米上下両院は同時多発テロの犯人グループへの武力行使を認める決
>議案を採択した。

>ブッシュ大統領は、涙を浮かべながら「私はこの戦争に勝つことを
>固く決意した」と語った。

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戦争が始まります。

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◇う〜ん、何を書こうか。。。

この状況下で、どんな内容のメルマガを配信するか、かなり悩みま
した。国際情勢や経済情勢について書くか。それともまったく無視
してマイカル倒産について書くか・・・。
しかし、これだけの重大な事態を無視するわけにもいきません。
結局、湾岸戦争と同様に今回も重要な役割を果たすであろうパウエ
ル国務長官にスポットを当てることにしました。

ビジネス分野のメルマガとして、ハーレムに生まれながら、大統領
を嘱望されるまでになった人生の成功者の紹介です。

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◇パウエル国務長官

現在63歳のコリン・パウエル国務長官は、ジャマイカ系移民の子と
してハーレムに生まれ、1958年に陸軍に入隊。
最初の14年間はごく普通の将校として過ごした。政府の高級ポスト
への昇進のきっかけとなったのは1972年のこと。この年、陸軍中佐
だったパウエルはホワイトハウス・フェローズ・プログラムに選ば
れた。これは若いビジネスマン、弁護士、軍人、あるいはその他の
プロフェッショナルたちに、一年間連邦行政府で修行してもらおう
というプログラムで、これに選出されることは名誉あることである。
そして、1977年にパウエルは国防長官付の軍事補佐官として国防総
省に入った。

その後、レーガン大統領の国家安全保障担当補佐官を務め、先代ブ
ッシュ政権では全軍を統治する統合参謀本部議長を務めた。
先代ブッシュの時代にはパナマ侵攻、湾岸戦争という大きな軍事作
戦の中枢として大きな役割を果たした。(「司令官たち」ボブ・ウ
ッドワード/石山鈴子・染田屋茂訳 文藝春秋社)

そして今年一月に就任したブッシュ大統領に合衆国外交の責を担う
国務長官に指名される。

今回の軍事作戦が成功し、テロ組織の多くが壊滅されれば、パウエ
ル国務長官は国際的にも大きく評価されることになるでしょう。
4年後、あるいは8年後、アメリカ初の黒人大統領が誕生するかもし
れません。

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◇コリン・パウエル「私の信条」

パウエルが日常の物事の判断の道しるべとして用いている信条や座
右の銘のいくつかを自分で箇条書きの表にして、訪れた客に手渡し
たり、机の真ん中において、ガラス越しに見えるようにしているそ
うです。成功への指針として参考になるのではないでしょうか。

私の信条
1.物事は最初に感じたほど悪くはないものだ。ひと晩寝ればよく
  見えるようになる。
2.怒れ、そしてそれを乗り越えろ。
3.議論にあまりにも自分を強く押し出しすぎないようにせよ。そ
  の論議が否定されたときには、自分も同じ運命をたどらねばな
  らない。
4.為せば成る。
5.結果をよく考えて行動せよ。
6.反対の事実をあげつらって、優れた判断の妨げになるようなこ
  とはするな。
7.人のことには口出しするな。人に自分の判断を任せるようなこ
  ともすべきではない。
8.細かいところを点検せよ。
9.功績は分かち合おう。
10.平常心を保ち、人には親切に。
11.夢を持て。望みは高く。
12.自分の中の不安や他人の猜疑心にはとらわれるな。
13.楽観主義を貫けば鬼に金棒。

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◇世界の安全を願います。。。

パナマ侵攻では23人、湾岸戦争では137人のアメリカ軍の若い兵士が
亡くなっています。もちろん巻き込まれて亡くなった一般人もいま
す。戦争は恐ろしいものです。今回の作戦が的確に実行され、早期
に解決することを願っています。

なお、コリン・パウエルについては、「マイ・アメリカン・ジャー
ニー―コリン・パウエル自伝」が角川書店より出版されています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/glance/-/books /4047912360/qid=1000537699/ref=sr_sp_re_1_4/249-5520313-3559537
(アマゾンでは在庫切れのようです。)

スミマセン。私はまだ読んでいません。

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◇御礼

先週、創刊号を配信した当日から、読者の方々から感想・意見など
のメールをいただきました。どうもありがとうございます。
それぞれのお立場からのご意見をいただきましたが、共通していた
のが「自分とは異なるものの見方が参考になる」というご意見でし
た。

今日まで、それを売り物にしてきたところがあるので、ちょっとう
れしいです。これからもビジネスマンの皆様の意思決定にお役に立
てるような見方、考え方を提供できるよう、継続して配信していき
たいと思います。よろしくお付き合いください。

それでは、また来週。(´ー`)ノ