大人用音楽
YUMI'S MUSIC COLUMN

TOWER RECORDS 2003 年間ベストセラー TOP40 を見て

 

このコラムの第一項は、2003年の上半期セールスTOP40でしたが、その中で私が買ったものは7枚でした。7/40というのは驚きだったんですが、さて、1年経ってみてどうなったでしょうか。

CD COLLECTIONのコーナーに、買ったCDをリストアップしてますが、私が2003年に買った邦楽アルバムは40枚でした。さて、それは、タワレコTOP40のうち何枚でしょう?

No.31 スガシカオ 『SMILE』 2003.05.07
初心に戻ってのアルバム制作は新たなるスガ・ワールドへの入り口。それはよりファンキーにそしてディープ。

上半期では14位と大健闘だったシカオさん、31位まで落ちてしまいました…が、カウントダウンの最初にこのアルバムがあがってるのは、私としては非常に嬉しい!2003年の私のナンバー1アルバムですからね!初回盤オマケのライヴCDも、うまく『THANK YOU』に繋がった!と思うんだけど、こちらは何位だったんでしょう…。

No.29 元ちとせ 『ノマド・ソウル』 2003.09.03
大物アーティストをクリエイター陣に加え、絶妙なファルセットの使いっぷりは神秘的。そして、独特のこぶしも健在。

1st 『ハイヌミカゼ』はもっと上位だったんだと思うけど、この2ndは思った以上には売れなかったのではないでしょうか。初回盤にはオマケDVDがついてたりハイブリッドCDだったり、がんばったんですが…。しかし、作品性としては高すぎたんではないかと…。内容がちょっと難しかった。しかし、シカオにいさんよりも上か…。

No.24 山崎まさよし 『アトリエ』 2003.06.25
彼がひとり、アコースティック・ギターと歌との関係性をつきつめ、弾き語りだけにどどまらない新しいサウンド。

おお!オーガスタ三連荘!なんだか嬉しいっすねぇ。ヤマちゃんがやっぱり一番上。ほんとにこのアルバムは素晴らしすぎるくらい良かったので、もっともっと聴かれて欲しいんだけど、わりに(先行シングルも)地味な作品ながら24位というのはネームバリューと信頼性だね。これは長く聴かれるアルバムだと思うけど、もう次の次が楽しみ!

No.23 東京スカパラダイスオーケストラ 『HIGH NUMBERS』 2003.03.05
ビッグ・バンドのパワー、迫力を全国に再認識させたスカパラ。タイトル通りのハイテンションなナンバー盛りだくさん。

上半期では11位だったのが23位まで降臨。しかし、邦楽、J-POPというのは、ほとんど「歌もの」なわけだけれど、基本的にインストのスカパラがこう上位に食い込んでるというのは、音楽性が受けてるわけで、それは素晴らしいことだと思う。まぁ、大ブレイクを起こしたのは、「歌もの」だったわけだけれど…。2004年も勢いは続きそう!

No.22 T.M.G.E. 『SABRINA NO HEAVEN』 2003.06.21
『SABRINA HEAVEN 』と対をなすラスト・アルバム。TMGEの最後とは思えない叫びは新たなるファンを目覚めさせた。

この小文字は、タワレコHPのコメントをそのままいただいたんだけど…そうそう!そうなの。最後なのに新たなるファンを目覚めさせちゃった!ミニアルバムだけど、そんなことは感じさせなく濃いい。『SABRINA HEAVEN』よりも、元々のファンには馴染みやすい内容だったと思うんだけど、こちらを買わなかった人っていったい…。

No.17 T.M.G.E. 『SABRINA HEAVEN』 2003.03.05
結果的に『SABRINA NO HEAVEN 』と対となすラスト・アルバムの一部になってしまったが、新たなTMGEを感じる。

そうそう!こちらのほうが新しくて「一部」って趣が強いような気がするんだけど。これで目覚めちゃった人(←私!)が、『NO HEAVEN』も買っちゃってるわけで、これが気に入らなかった人は、『NO』の方を買わなかったんだろうか…。両方聴くと納得するんだと思うだけどな。上半期11位から17位に降臨。だけど解散発表後も売れたんだろうな。

No.10 UA 『Illuminate 〜The Very Best Songs〜』 2003.09.17
初のベスト・アルバム。DISC-1は “MONDO GROSSO feat.UA/光”までの厳選シングル・コレクション。DISC-2はUA自身のチョイスとベスト。十二分に楽しめる。

この中で唯一のベスト盤だけど、ベストとは思えない濃いい内容!過去のアルバムの中でも最も売れてるように思うんだけど、納得!それぞれのアルバムで、コンセプトめいたものがあるUAだけど、まとめてみても統一感があるのは、彼女の個性が強いから。この個性で、ここまで売れてしまうというのは、正直、驚いた!

No.3 椎名林檎 『加爾基 精液 栗ノ花 』 2003.03.23
大正デモクラシーをイメージさせる様に多彩な楽器を使用してのオーケストラ調。DVD『百色眼』とリンクさせる様に仕上っている所はサウンドトラック並み。

上半期では2位だったんだけどワンランクダウン。正直、その上に食い込んだ作品よりも下っていうのは納得行かない。わかりやすいのが売れる中で、この難解アルバムが売れちゃうのってやっぱ林檎人気よねぇ?1stが好きな人がこの作品を好きになるとは思えないんだけど…。しかし、これがラストアルバムになるかも?

結果8枚。上半期より1枚増えましたが、上半期から残っているのは4枚。下半期から入ったのは4枚。いいバランス!

洋楽TOP40では、30枚買ったうち、たったの2枚…。

No.29 JACK JOHNSON 『On And On』 2003.05.06
サーファーであり、映像作家でもある多才な男、ジャック・ジョンソンの2作目。シンプルで暖かみのある心地良い1枚。

No.9 RADIOHEAD 『Hail To The Thief』 2003.06.09
もはや他の追随を許さぬ孤高の存在となったレディオヘッドの最新作。サマーソニック03ではトリを務め、号泣する人続出の、感動的なライヴを見せてくれました。

ジャンル別 R&B TOP10では、これだけ…。

No.10 MACY GRAY 『The Trouble With Being Myself』 2003.04.28
フジ・ロックでも大暴れ! ファンキーでサイケでロックな傑作3rdアルバム。ブッ飛んだメッセージすらも呑み込む陽気でパワフルなサウンドに超個性的な歌声が痛快です。

ほとんど私の洋楽趣味はヒットチャートとは連動してないという…。

ヒットランキングは常にFMやスカパーで聴いているのですが、その1曲を聞いて、他の曲も聴きたいとか、アルバム(10曲とか1時間とか)単位で、聴きたいというのはなかなかないんですね。したがって、お決まりのアーティストに偏ってしまったり、ジャンル的に好き好きものに偏ってしまっているという現状…。

2004年も FUNKY & SOULFUL に!

 

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