ゆうままのひとりごと
       
(駿汰の病気)
 はじめて駿汰が病気かもしれないと聞かされたとき、わたしは意外と冷静でした。そりゃぁ、ショックは受けたし、泣きました。
でも自分でも驚くぐらい、冷静に駿汰の病気のことを受け止めました。冷めてるとかあきらめとかじゃなくて、もうすでに駿汰が
かわいくてかわいくてしかたなかったのです。駿汰の病気は、予想もつかなかったことだし、ましてや自分の子が世間で言われ
ている障害を持った子になるなんて夢にも思わなかった。でも今更どうしようもないことだし、それなら駿汰の今、ためになること
を精一杯してやろうとおもったほうが先でした。ってこんなことを書いたらすごく立派に聞こえてしまうなぁ。ほんとに今は手探り
状態で、人の話に一喜一憂して毎日が過ぎていってるって感じです。
 駿汰のことで「大変やね。」って言われることが多い。でも障害者だろうと健常者だろうと、重度だろうと軽度だろうと、子供一
人育てるということは本当に大変なこと。うちは個性の強い子を育てるそれだけのことで、特別なことは何もない。愛して愛して
愛して育てていくつもり。それが一番大事〜♪(古い!)


(リハビリ施設にて) 

  駿汰の通っている施設でも、いろいろな病気でがんばっている子がたくさんいる。
駿汰がここでお世話になるまでは本当に知らない世界で、こんなに病気の子がいるの?って正直思いましたね。
それこそ駿よりもっと重度の子たちがたくさんいるんですよ。
 うちも「大変やね」のあとに「かわいそうに」ってよくいわれるんですが、そこに通うようになって、障害を持っている子にかわい
そうって言う言葉は似合わないって痛感しました
。だってほんとに明るく前向きに一生懸命がんばってるんですよ。
それに駿汰なんか、いろんな人にお世話になって助けてもらい、こんなに多くの人に育てて愛情をもらえる子なんてそういないん
だから、『かわいそう』というよりむしろ駿汰って幸せな子だと思う。これからもいろんな人に支えてもらい、親子ともどもお世話になり
ながら大きくなろうね!

(駿汰にひとこと)
  駿くん、ほんとによく寝て、よく食べて体重はすくすく大きくなってきたよね。もう重くて重くて、抱っこが大変になってきたよ。
うれしいことだけど・・。すこ〜しみんなよりゆっくりの駿くん。でも駿は駿なりにぐ〜っとっ成長してきてるよね。子供ってあっと
ゆうまに大きくなっちゃてすぐに親から離れていくんだろうけど、駿は人よりなが〜くママのこと必要としてくれてうれしいよ。
 ママは駿くんにお礼をいいたいです。駿のおかげでいろいろな人にめぐり合えたし、今まで考えなかったことを考えるようになっ
たし。人の痛みもすこしは感じれるようになってきた。(まだまだだけど)
 駿くんのおかげでこの先楽しみになってきた。だって、駿くんは今未知数で、どうゆう風に成長するかはだれにもわからない。
こんなに楽しみなことはないよ。そんな中でママも駿くんに負けないように、がんばって成長していくね。
 あまり物事を深く考えない、『の〜天気なママ』で申し訳ないけど、駿はママのところに選んで来てくれたんだから、楽しく明るく
の〜天気でやっていこう!!

(大稀にひとこと

  駿が生まれるまで、甘えたでやきもちやきだったので、あかちゃんができてからどうなるか心配したけど、大稀はほんとうに
弟思いのやさしい兄ちゃんになったね。赤ちゃん返りもせず生まれたそのときからいいお兄ちゃんになった。いっつも駿のこと
守ってくれて、世話をやいてくれて・・感謝してます。
 でも時々心配になります。いい子すぎて。聞き分けがよすぎて。もっともっと駿を押しのけて甘えていいんだよ。
 ママのこれから一番心配なのは大稀のことです。駿のことでも大稀に迷惑かけたり、嫌な思いさせるかもしれない。そんな時
乗り越えてくれること信じてるけど、つらいときはつらいって言ってね。そして大好きなアンパンマンのように強くて優しい大稀に
なってね。