1・2階共用屋根型遮光ネットの紹介

我が家の1・2階共用屋根型遮光ネットトを紹介します

 屋根型遮光ネットは2000年4月22日に裏庭に2mx2mの遮光ネットを
張ったことから始まりました。そして2002年4月3日には2mX4mのも
のに取り替えました。
我が家のベランダの長さが2間(約3m64Cm)なのでこれに
合わせたわけです。これにより幅1間半(約2m73Cm)のサッシから日が入らないよ
うになりました。またベランダ下の濡れ縁に置いている金魚とメダカの水槽の日除け
にもなりました。そして2003年3月28日には屋根型遮光ネットの支柱をイレ
クターパイプ−から足場パイプに取り替えました。
前日の強風で酷く揺れていた
ので強化するためでした。更に2008年8月10日にはベランダにも屋根型遮
光ネット2mx4mを設置しました。ベランダの屋根の下側の骨組みと手すり
から前に突き出させたコの字型のイレクターパイプの先端との間に2mx4m
の遮光ネットを張る構造でした。
 しかし、使っている内に1階から見ると遮光ネツトが根元側で二重になり暗
く鬱陶しくなることに気付きました。1階側にとっては2階(ベランダ)の屋
根型遮光ネツトは必要ないのです。また2つの遮光ネットを張ったり外したり
することは手間が掛かり無駄です。そこで2つの屋根型遮光ネットを一つにし
て共用化することを思い付きました。すぐに大きさや構造ついての検討を始め
ました。
 そして2008年11月8日、1・2階共用屋根型遮光ネットの製作に着手
しました。支柱は足場パイプを使うつもりでいましたが、足場パイプを地中に
打ち込むためのハンマーの貸し出しが、いつも行っている日曜大工店で扱わな
くなくなっていたので、仕方なくイレクターパイプを使うことにしました。一
方、遮光ネットは1・2階共用にするので出幅をより大きくする必要性が生じ
ました。ところが既製品は2m幅(2mx2m、2mx4m、2mx6m)の
ものしかありません。遮光ネットを切ったり縫ったりする必要があります。そ
こで遮光ネットのメーカーに問い合わせたところ、ポリエステルの糸で縫うの
が良いという回答でした。丈夫だからです。それで近くの店で探したところ
「ボタンつけ糸」の材質がポリエステルであることが分かり、これを購入しま
した。糸の色は既成の遮光ネットを真似てグレー(目立たず黒とは判別できる
色)にしました。結局、1・2階共用の新しい屋根型遮光ネツトのサイズは、
2m76Cmx4mにしようということになりました。2mx4mの遮光ネッ
トを2枚使い、それぞれを切り縫い2mx2m76Cmのものにし、これらを
縫い合わせ2m76Cmx4m弱のネットを作りました。
 それからイレクターパイプの骨組みのベランダへの取り付け位置を従来の
手すりの高さから1m位下のベランダの床の高さに変更しました。出幅が大き
くなったのでネットの傾斜を大きくしないと地所の境界線を超えてしまうから
です。また1階の遮光のためにはネットを低くしないと十分ではなくなるから
です。
 このようにして、イレクターパイプの骨組みを作り直し、ここへあつらえた
遮光ネットを張り、1・2階共用屋根型遮光ネットを完成させました。(下記)



 ところがこの1・2階共用屋根型遮光ネットはその後、季節の強い風にさら
され幾度となく壊れました。ネットが骨組みから外れたり、破れたり、骨組み
ごと壊れたりしました。でも、それは挫折にはならず進歩のための教師役とな
りました。強風が吹いている最中に外に出て揺れ方を良く観察したり、あるい
は壊れた後で壊れ方から学び、より強くなるよう改良して行きました。そして
とうとう台風級の風にも耐え得る構造に辿り着きました。あくまでもシンプル
で景観を壊さない方法によって。

 しかし進歩は更に続きました。2009年4月から始まった遮光ネットの可
動化の取り組みの中でこの1・2階共用屋根型遮光ネットも可動化させること
になったからです。それは2010年5月に実施しました。
従来の屋根型遮光
ネットは左右には枠はなく前後の枠等で固定していたので、一度張ると動かせません
でした。この改良によって長方形の枠の中に遮光ネットを張る形になり、左右をシャワ
ーリングランナーLで固定するようにしたので、手前側をフックから外すとまるでロール
スクリーンのように自由に開閉できるようになりました。中央の紐を引っ張れば閉まり、
緩めれば滑り下り開きます。


 上は屋根型遮光ネットを1階の室内から見上げた写真です。
左右に吊り下がっているはベランダ下の遮光カーテンです。


 これは庭から東方向を見上げた写真です。ベランダの
端からイレクターパイプの枠が急角度で下りているのが
分かると思います。これでも下り切った先端部の高さは
3mもあります。遮光率70%の遮光ネットなので太陽も
それ程眩しくはなく、かつ程良く視界が残るので鬱陶しく
もありません。


 2階の窓際から撮った屋根型遮光ネットです。
写真では光の干渉のような現象が起こっているように
見えますが、実物ではそのような現象は起きておらず
背景はすっきり見えています。


 それで早速この開閉機能を使い、洗濯物を干す場合には
遮光ネットを半分位開けてから干すようにしています。上が
その写真です。


上はその半開きの屋根型遮光ネットを1階の部屋から見上
げた写真です。


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最終更新日 : 2010/06/29.