======================================================================== 【ソフト名 】 BCOPY Ver.8.59f DOS/V版 バージョンアップ情報 【登 録 名 】 BCPY859V.ZIP (PKZIP Ver.2.04g 使用) 【著作権者 】 川村 洋司 (PC-VAN:CKG36422 / NIFTY:BXC02020) 【対応機種 】 DOS/V互換機(PC98-NXを含む) 【掲載年月日】 2010/08/08 【対応OS 】 MS-DOS 5.0/V か PC-DOS J5.0/V 以降 または DOS/V版 Windows3.1/95/98/Me、Windows2000/XPのDOS窓 【ソフトウェア種別】 シェアウェア 【シェアウェア番号】 ベクターシェアレジ(iREGi) SR036845番 ======================================================================== 『ご挨拶』  BCOPYのご利用有難うございます。早いものでBCOPYの初期バージョ ンをリリースしてからちょうど7年が経ちました。皆様からの沢山のご質問やご 要望、それから励ましの言葉も頂き改良に改良を重ねて今日まで進歩させやって 来ることができました。ユーザーの皆様あってこその道程でした。有難うござい ました。  新バージョンになってもこれまで同様、更なる機能・操作性の向上や環境の変 化への対応に努める所存ですので、これまで同様お引き立て頂きますようお願い 致します。  バージョンアップの具体的な内容については次項をご覧ください。また詳細に ついてはユーザーズマニュアル等のメインドキュメントを参照してください。  これは登録ユーザーの方々へのバージョンアップのご案内です。ご検討の上、 是非、新バージョンへのバージョンアップを行なってください。宜しくお願い致 します。 2002.01.12 『主な機能強化の内容』 ★WindowsXPに対応させました   BCOPYをWindowsXPのバックアップ/コピーツールとしても使  用できるよう対応させました。使用方法はこれまでと変わらないためDOS/  Windows95/98/Me/2000からの移行もスムースにできま  す。OSの機能強化によりBCOPYにもパフォーマンス・アップと安定性が  もたらされました。  実行例】ハードディスク間コピー CPU:AMD-K6V/400 コピー元 UIDE:10GB コピー先 USCSI:8GB COPY容量 1.3GB コマンドライン: BCOPY A: F: /COPY   Windows98 ・・・・・・・・ 7分38秒   WindowsXP ・・・・・・・・ 7分09秒  注1)今バージョンからBCOPY外部サブプログラムBCOPY32.EXEを追加しまし     た。BCOPY.EXEと同じディレクトリに置くようにしてください。  注2)NTFSを使う場合の機能制限     ・NTFSが独自に持っているファイルやフォルダのアクセス権はコピ      ーできません。アクセス権はサーバーには必要ですが、パソコン1人      1台の時代には余り必要ない機能と思われます。それでもNTFSが      持っているクラッシュした時の耐障害性の高さやディスクの使用効率      が良いなどのメリットは生かせます。      [補足]ほとんどのWindows版バックアップ/コピーツールも          アクセス権はコピーできません。     ・DOSやWindows9XのDOS窓からリストアーする場合には      直接NTFSドライブにリストアーすることはできません。システム      復旧後に CONVERT コマンドでNTFSに変換してください。      ただし、他のドライブのWindows2000/XPからリストア      ーする場合には直接NTFSドライブにリストアーできます。  注3)FAT(FAT32)使用で他のドライブにWindows95/98     /Me/2000/XPがインストールされている場合には、バックア     ップもリストアーもそこからLFNコピーできるため、Windows     2000/XP補助バックアップもWindows自動復旧も実行する     ことなくWindows2000/XPをバックアップ/復旧させるこ     とができます。  注4)Windows2000/XPの場合のリムーバブルメディアオートイ     ジェクト機能(/YE,/YE!)は外部プログラムとの連携により実現されて     います。外部プログラムは同梱のEJECT.BATの中で定義します。デフォ     ルトではokaponさん作成の「CD Ejector & TaskTray Ejector 1.20」を     使用する場合の定義になっています。特に問題がなければデフォルトの     まま使用してください。念のため下記にEJECT.BATの定義フォーマット     を示します。      ejector.exe /%1      ^^^^^^^^^^^ ^^ │ │ │ └── BCOPYがドライブ番号(A-Z)を挿入するので        │        このままにしてください。 └─────── 外部プログラムの指定です。 *1) EJECT120.EXEの中にはejector.exeとejectry.exeが入っています        がejector.exeの方を使用します。解凍して必ずBCOPY.EXEと同じ        ディレクトリに置いてください。 *2) その他の外部プログラムを使用する場合に外部プログラムの仕様        により%1の前後にオプションパラメータを置くこともできますが        "%1"がドライブ番号の指定であることは変更できません。 *3) その他の外部プログラムを使用した場合で外部プログラムが表示        するメッセージがBCOPYの画面に上書きされて都合が悪い場合に        は末尾にリダイレクトの指定を加えてください。下記は西澤信行        さん作成の「EJECT for WinNT」の場合の例です。         eject.exe %1: /s3 >%2 ^^^ │                   └─ リダイレクトを加える    ※ EJECT120.EXEを同梱しました。作者のokaponさん、有用なソフトの      ご提供有難うございます。 ★長いファイル名関連機能の強化を行ないました。  Windows2000/XPではOSのバグのため長いファイル名でコピー を行なうと、コピー先に不規則な短いファイル名が生成される場合があります。 また、Windows2000/XP、Windows9X共通の現象として、 この他の理由でやはりコピー先にコピー元と一致しない短いファイル名が生成さ れる場合があります。従来、このようなバックアップからDOS等から短いファ イル名でリストアーを行なうと、長いファイル名復元時に短いファイル名が一致 しないために、長いファイル名が復元できなかったり、長いファイル名が別のフ ァイルに付与される等の不都合が起こり得ました。  そこで今バージョンでは、まず、極力、短いファイル名が一致するようアルゴ リズムの改良を行ない、その上でなお短いファイル名が不一致になるファイルに ついては次のような対策を行ないました。長いファイル名でバックアップしたも のから短いファイル名でリストアーされる場合を想定した特別な処理ルーチンを 追加することで、全件、長いファイル名が復元できるよう機能強化を行ないまし た。  通常はユーザーはこのことを意識する必要はなく、バックアップ/リストアー /Windows自動復旧/長いファイル名復元の各処理は従来とまったく同じ 操作方法で使用できます。バックアップやリストアーを長いファイル名で行なっ ても、短いファイル名で行なっても、何も意識せずに自由に組み合わせて使用で きるようになりました。  下記にWindows2000/XPの場合に不規則な短いファイル名が生成 される例を示します。(ディレクトリ \WINNT\MEDIA の例)   短いファイル名     長いファイル名   --------------------------------------------------------   ユート~1 WAV  ユートピア - ごみ箱を空にする.WAV   ユート~2 WAV  ユートピア - 標準.WAV   ユート~3 WAV  ユートピア - Windows の起動.WAV   ユート~4 WAV  ユートピア - Windows の終了.WAV   ユEB3A~1 WAV  ユートピア - システム エラー.WAV   ユC8DB~1 WAV  ユートピア - メッセージ (問い合わせ).WAV   ユF92D~1 WAV  ユートピア - メッセージ (警告).WAV   ユF407~1 WAV  ユートピア - アプリケーションの起動.WAV   ユ88AF~1 WAV  ユートピア - アプリケーションの終了.WAV  1〜4行目は正しい短いファイル名が生成されていますが、5〜9行目は不規則 な短いファイル名が生成されています。本来ならコピー元と同じ ユート~5 〜 ユート~9 が生成されるはずです。  また、Windows2000/XP、Windows9X共通の他の理由で 起こるコピー元と一致しない短いファイル名とは、主に ~1 等のテールの不一致 です。BCOPYには以前からテールを一致させるためのロジックが組み込まれ ているので、Windows9Xではテールの不一致はまず発生しませんが、 Windows2000/XPでは発生する場合があります。  下記にテールが不一致になる例を示します。これは実例ではありません。例え ばこうなるという例です。(ディレクトリ \WINNT\MEDIAの例) ------ 短いファイル名 ------ コピー元   コピー先       長いファイル名 --------------------------------------------------------------------- ロボッ~1 WAV ロボッ~3 WAV ロボット - Windows の起動.wav ロボッ~2 WAV ロボッ~2 WAV ロボット - Windows の終了.wav ロボッ~3 WAV ロボッ~1 WAV ロボット - ごみ箱を空にする.wav ロボッ~4 WAV ロボッ~4 WAV ロボット - アプリケーションの起動.wav ロボッ~5 WAV ロボッ~5 WAV ロボット - アプリケーションの終了.wav ロボッ~6 WAV ロボッ~6 WAV ロボット - エラー.wav ロボッ~7 WAV ロボッ~9 WAV ロボット - システム エラー.wav ロボッ~8 WAV ロボッ~8 WAV ロボット - メッセージ (警告).wav ロボッ~9 WAV ロボッ~7 WAV ロボット - メッセージ (情報).wav  注5)不規則な短いファイル名が生成される等によりコピー先にコピー元と一     致しない短いファイル名が生成される場合の特別な処理ルーチンはリス     トアー時には働きません。極力、短いファイル名を一致させるための処     理ルーチンのみが働きます。(リストアー時には必要ないからです) ★長いファイル名の復旧率を改善しました  また、今バージョンでは/W(長いファイル名バックアップ)、/W(Windo ws自動復旧)、/WL(長いファイル名復元)の各機能のアルゴリズムも改良し 前項の機能強化と相まって、長いファイル名の復旧率をほぼ100%まで高めるこ とができました。(実際に作者の各Windows環境では長いファイル名が 100%復旧できました) ★Conventional Memoryのチェック機能を追加しました  初心者の方が "LHAによる圧縮に失敗しました" 等のエラーでつまずかれ、 先に進めなくなるケースが良くあります。原因は仮想DOS環境の設定ができて いないためにメモリ不足になっていることがほとんどです。それで悩まれた末に メールで質問されます。  そこで今バージョンでは実行ログの "Free Conventional Memory" 行にBCOPY 常駐前のメモリ空き容量表示を追加すると共に、BCOPYDOC.TXTにある必要メモリ の仕様を満たしているかどうかをチェックする機能を設けました。  ・実行ログの "Free Conventional Memory" 行    Free Conventional Memory=282704 / 588736(574K)   ^^^^^^ ^^^^^^^^^^^^   │ │                  │  └─ BCOPY常駐前空き容量   │        (必要メモリに関係)   │   └─ 従来のBCOPY常駐後空き容量  ・必要メモリチェックでエラーの場合のエラーメッセージ(画面と実行ログ) "DOSメモリが不足しています <488K" ^^^^   │                  └─ コピー区分別、メモリモード別、                     LHA圧縮有無別必要メモリ(KB)    注6)エラーメッセージと共にヘルプウィンドウに必要メモリや仮想       DOS環境の設定について説明が表示されます。    注7)注6)のヘルプウィンドウは BCOPYDOC.TXT の「11.3 必要メモリ       」や BCOPYDOS.TXT から表示しているので、対処方法はこれらの       マニュアルでも分ります。 ★最大パス長を拡張しました  アプリケーション・ソフトウェアが大規模化・複雑化したり、Webデータに 非常に長いファイル名が使われる場合が多くなり、近年、ディレクトリやファイ ルのパス長が非常に長くなる場合が多くなりました。DOSアプリケーションで あるBCOPYはこれまでもDOSの制限を超えるパス長の拡張を行なって来ま した。ところがここへ来てパソコン用OSがNT系にシフトするに伴い、Web データがよりネストの深いディレクトリに収容され、パス長の制限を超え兼ねな い場合が出て来ています。  そこで今バージョンではこのような事態に対応するため更なるパス長の拡張を 行ないました。具体的には下表をご覧ください。 ┌────────┬────────────────┐ │  パスの種別 │WindowsのDOS窓での最大パス長 │    ├────────┼────────────────┤    │ディレクトリパス│  80バイト → 133バイト │    ├────────┼────────────────┤    │ファイルパス   │  93バイト → 146バイト │ └────────┴────────────────┘    注8)ここで言うパス長とは短いファイル名で数えたパス長のことです。       長いファイル名で数えたパス長についてはWindowsの仕様による制       限を受けます。 ★スキップディレクトリ最大定義行数の拡張   その後、更にハードディスクの大容量化が進み、ドライブ当たりのディレク  トリ数が8192個を超えるケースが出て来たため対応させました。/Z8:メモ  リモード8を使えば10240行まで処理できるようになりました。   ┏━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓   ┃    ┃ディレクトリ対象ファイル数┃ スキップディレクトリ行数 ┃   ┃ メモリモード┠──────┬──────╂──────┬──────┨   ┃ オプション ┃ Ver.7  │ Ver.8 ┃ Ver.7  │ Ver.8 ┃   ┠────╂──────┼──────╂──────┼──────┨   ┃ /Z1 ┃ 1024個 │ 1024個 ┃  960行 │  960行┃   ┠────╂──────┼──────╂──────┼──────┨   ┃ /Z2 ┃ 2048個 │ 2048個 ┃ 2048行 │ 2048行┃   ┠────╂──────┼──────╂──────┼──────┨   ┃ /Z4 ┃*4096個 │ 4096個 ┃ 2048行 │ 2048行┃   ┠────╂──────┼──────╂──────┼──────┨   ┃ /Z8 ┃ 8192個 │*8192個 ┃ 4096行 │10240行┃   ┗━━━━┻━━━━━━┷━━━━━━┻━━━━━━┷━━━━━━┛ 注)ディレクトリ対象ファイル数の*印はデフォルトです ★巨大ファイルを含む大容量ディレクトリの分割コピーが可能になりました  BCOPYは初期バージョンからメディア超ファイルを含むディレクトリをフ ロッピーディスクに分割コピーする機能を持っていました。この機能は普通に言 うファイル分割コピーツールが持つ機能とは大きく異なります。ファイル分割コ ピーツールが1ファイルを対象に分割コピーするのに対して、BCOPYはメデ ィア超ファイルと通常ファイルが混在するディレクトリをまとめてコピーできる という点です。つまり、BCOPYのファイル分割コピー機能はドライブやディ レクトリのバックアップ機能の一部として実現されている機能だという点です。 それからもう一つは2度目以降の更新バックアップに対応しているという点です。 つまり、メディア超ファイルと通常ファイルが混在するディレクトリを、更新さ れたファイルだけを選り分けて更新バックアップできるという点です。だから2 度目以降の更新バックアップは極短時間で行なえます。  それで今バージョンでは、このフロッピーディスク向けに編み出した分割コピ ーのアルゴリズムをそのまま近年のZIP、MO、PDその他の大容量メディアに適用 し、数百MB以上の巨大ファイルを含むディレクトリを分割コピーできるように しました。従来のバージョンでも/FDBACK、/FDCOPYマクロに/G!オプションを付 加すれば使用できましたが、今バージョンからは付加せずに使用できるようにな りました。  フロッピーディスク全盛の前時代の必要性から生まれたBCOPYの分割コピ ーアルゴリズムが、マルチメディア全盛の現在にも生かされています。 ★2G超ファイルもコピーできるよう機能強化しました  近年になりテレビ番組等をハードディスクやDVDドライブに録画する使い方 が一般的となり、これに伴い2GBを超えるファイル(MPEGファイル)がハード ディスク上に置かれるようになりました。一方、Windows95 OSR2 以降から2GBを超えるファイルが扱えるようOSの仕様が拡張されました。  そこでBCOPYも時代のニーズに答えるべく今バージョン(Ver.8.59)から 2G超ファイルのコピー機能をサポートしました。BCOPYをWindows 上で実行すればこれまで通りの使い方で2G超ファイルのコピー/バックアップ /リストアーができるようになりました。  注9)前項で説明した分割コピーでも2G超ファイルが扱えます。  注10)2G超ファイルはLHA圧縮コピーはできません。     (動画ファイルを圧縮しても時間の無駄になるだけで意味はありません     が) ★/COMP,/COMPARE ファイルコンペアマクロを追加しました  ファイルコンペアは従来でもバックアップ、コピー系マクロに/COMPXOオプシ ョンを付加することで可能でしたが、今回はこれをマクロ化することで、誰にで も簡単に実行できるようにしました。コピー動作を伴わないコンペアを行なうだ けの当マクロの追加に伴い、若干の手直しや改良も行ないました。  今回は仕様をBCOPYDOC.TXTやBCOPYMAN.TXTには盛り込まないので、ここで簡単 に説明しておきます。   5.2.?? [/COMP]:ファイルコンペアマクロ(シングルドライブ)       コピー元(コンペア元)パス以下の全ディレクトリのファイルにつ      いて、コピー先(コンペア先)と比較を行ない、エラーがあれば実行      ログにエラーメッセージを出力します。DOS等短いファイル名環境      では短いファイル名で比較を行ない、Windowsの長いファイル      環境では長いファイル名で比較を行ないます。対応ファイルが存在す      る場合には、まず、タイムスタンプ、ファイルサイズ、属性が一致す      るか比較を行ない、全て一致する場合にはファイルの内容も比較しま      す。この際、/Lオプションが指定されている場合には、コピー先の      ファイルについてはLHAによる解凍を行なってから比較を行ないま      す。      例1)BCOPY C: H: /COMP ‥‥ドライブCとHとのファイルコンペア      例2)BCOPY C: H: /COMP /L ‥例1)と同様でコピー先LHA解凍有      例3)BCOPY C:\DAT H: /COMP C:\DAT以下とH:\DAT以下の比較   5.2.?? [/COMPARE]:ファイルコンペアマクロ(マルチドライブ)       コピー元(コンペア元)パス以下の全ディレクトリのファイルにつ      /BACKマクロと/BACKUPマクロの違いと同様、コピー先がシングルドラ      イブ形式なのかマルチドライブ形式なのかコピー先のバックアップ形      式の違いだけで機能的には/COMPマクロと同様です。      例1)BCOPY C: H: /COMPARE ‥‥コピー先LHA解凍無の場合      例2)BCOPY C: H: /COMPARE /L ‥コピー先LHA解凍有の場合      例3)BCOPY C:\DAT H: /COMPARE C:\DAT以下とH:\C\DAT以下の比較    注11) /COMPマクロの場合も/COMPAREマクロの場合もその他のオプション       パラメータの付加が可能です。例えばバックアップ時に/Eや/X@xxx や/Oxxxオプション等でファイルやディレクトリのコピーをスキッ プしている場合には、それらのオプションを付加すれば不要なエラ ーメッセージを抑止できます。    注12)コピー先がマルチボリュームのバックアップである場合は、バック       アップ時の起動パラメータに/COMPXOオプションを付加することで       同様のファイルコンペアが可能です。ただし、その他のオプション パラメータを調整する必要がある場合もあるので、BCOPYの仕       様を十分に把握する必要があります。 ★簡易パラメータ入力ウィンドウ(簡易パラメータ画面)の機能強化 これまではボリュームラベルの指定は簡易パラメータ画面にはなく、ボリュー ムラベルチェックは各マクロのデフォルトのボリュームラベルでチェックを行な っていました。他のボリュームラベルを指定する場合には詳細パラメータ画面か ら指定しなければならず、操作がやや煩雑になりました。  そこで今バージョン(Ver.8.59d)ではボリュームラベルを簡易パラメータ画 面からも指定できるようにしました。これにより簡単な操作でボリュームラベル のカスタマイズが可能となり、簡易パラメータ画面を使える場面が広がりました。  それからその他の機能強化も行ないました。マクロの種類によって指定できな い項目がある場合には入力不可表示(青色表示)し、入力できないようにする機 能も追加しました。この機能はこれまで詳細パラメータ画面にはありましたが、 簡易パラメータ画面にはありませんでした。これもまた操作をより簡単に間違い なく行なうための機能強化です。 ┌──────────────────────────────────┐ │Backup & Copy Bcopy 8.59d Copyright(C) 1994-2007 by Y.Kawamura│ │┌─────────────────┐ │ ││コピー元 A B C D E F G H I ┌──┴──────────────┐│ ││C:\ (1) │コピー先 A B C D E F G H I J (2)││ ││├─RECYCLED │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ │││ └─NPROTECT │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ ││├─~MSSETUP.T │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ │││ └─~PP.T │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ ││├─ADDRESS │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ ││├─ATOK8 │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ ││├─BALLADE3 │HHHHHHHHHH ドライブ指定 HHHHHHHHHH││ │││ ├─SAMPLES0.BO │HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH││ │││ ┌───────────────────────────┐HH││ │││ │■■■■■■■■■ 簡易パラメータ ■■■■■■■■■│HH││ ││├─│コピー元パス [C: ]│HH││ │││ ┤コピー先パス [H: ]│HH││ │└──│コピー区分  バックアップ リストアー コピー ├HH││ │ │コピー先媒体 フロッピー リムーバブル ハードディスク│─┘│ │ (4)│媒体収容形式 シングルドライブ マルチドライブ │ │ │ │LHA圧縮  無 有 │ │ │ │世 代    [ 1] │ │ │ │ボリュームラベル 無 有 ファイル 独 [ ]│ │ │ (5) └───────────────────────────┘(6) │ │コピー元のパスを指定してください ↑↓選択 ↓確定 □ファイル参照 ESC ドライブ│ │7)[BACK][RES][BACKUP][RESTOR][COPY] [保存][前ウィン][次ウィン][実行][中断]│ └──────────────────────────────────┘ f1 f2 f3 f4 f5 f6 f7 f8 f9 f10 ★インターネット一時ファイルコピースキップ機能の追加(Ver.8.59f)   オプションの指定によりインターネット一時ファイルのコピーを自動的にス  キップできる機能を追加しました。これによりバックアップ媒体の容量削減と  バックアップ時間を短縮できるようになりました。   /O :インターネット一時ファイルのコピーをスキップする   /O!:インターネット一時ファイルのコピーをスキップしない(デフォルト)   なお、コピーをスキップするディレクトリが見つかった場合には実行ログに  次のようなメッセージが出力されます。   コピースキップ C:\Documents and Settings\UserName\Temporary Internet   Files\Content.IE5 ★ユーザー管理ファイルが複数機器構成へ対応できるようになりました  従来よりBCOPYではユーザー管理ファイル(ライセンスキー)によりユー ザー認証を行なって参りました。ユーザー登録後に機種判定に影響のある機器構 成の変更(大抵はIDEへの接続台数が変わった場合)をされた場合にはユーザ ーの方からのお申し出によりユーザー管理ファイルを再発行することで対応して 参りました。ところが、定期的または高い頻度で複数の機器構成を代わる代わる 使用される場合には、複数のユーザー管理ファイルをリネームする等で使い分け て頂く必要がございました。  そこで今バージョンでは1つのユーザー管理ファイルで複数(最大3つ)の機 器構成に対応できるよう機能強化しました。機器構成の変更で通常起動ができな くなった場合には、お申し出くだされば複数機器構成に対応したユーザー管理フ ァイルを発行致します。その際には従来通り機器構成の変更内容と新しい登録情 報コードの添付をお願い致します。  注13)ただし、シェアウェア・マニュアルに説明がありますよう、本体の買い     替えやマザーボードの交換・改造等により同一機種と判別できなくなっ     た場合にはこの限りではありません。 ★希望者への移行キー発行サービスを始めました  BCOPYのユーザー登録後に旧パソコンのシステムを新パソコンに移行する 方のために、旧パソコンでBCOPYを使用するための移行用ユーザー管理ファ イル(ライセンスキー)を発行するサービスを始めました。  ユーザーはこれを使って移行元のパソコンのシステムのバックアップを取るこ とができます。この後、ユーザー登録したパソコンにリストアーしたり、Win dows自動復旧処理を実行することで、システムを移行することができます。 詳細についてはシェアウェア・マニュアルを参照してください。 ★インターネットバンキングでユーザー登録処理のスピードアップ  従来、ユーザー登録のための使用料を銀行振込や郵便振替でレジストされる場 合、営業時間外であったり週末であったりすると、確認するまで間が空いてしま い、ライセンスキーの発行が遅くなってしまう場合がありました。  そこで、今バージョンより振込口座をインターネットバンキングに対応させ、 毎日24時間受付可能とし、ユーザー登録処理をスピードアップできるようにし ました。それから振込銀行を1つから2つに増やすことで、ユーザーの方がより 安い手数料でレジストして頂けるよう努めました。  振込銀行や口座番号等、詳細についてはシェアウェア・マニュアルをご覧くだ さい。  以上 ======================================================================== Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / ◎地球温暖化対策 Program CO2 PC-VAN: CKG36422 e-mail: CKG36422@biglobe.ne.jp Youji Kawamura Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ ヨウジ : 川村洋司 ======================================================================== 2010.08.08 ..