#7054/7054 連載 ★タイトル (CKG36422) 99/ 4/21 11:34 ( 49) チューしてくれる猫ちゃん   ヨウジ ★内容 我が家のペットの猫ちゃんですが 8年余前助けを求めて内に迷い込んできた時から 何でも話しかけながら育ててきたからか 言葉を幾つか聞き分け動作をします。 「おんもおんも」と言うと 嬉しそうにニャン、ゴロゴロ等と鳴きながら 2階へ上がる私に付いてきて ベランダの脇で私がサッシを開けるのを待ちます。 「ごはんごはん」と言えば 舌をぺろっとして ニャンニャン鳴いて 早くして早くしてと催促します。 食器の前に行儀良く座り 「おて」「おかわり」の声に答え 右手と左手を私の手の平に乗せてきます。 それからご褒美の餌を与えます。 「チャリンチャリン」はおもちゃで遊んでくれる掛け声です。 良く眠っている時でる 「チャリンチャリン」と言うと必ず目を開けて私の方を見ます。 夜遅くなり私の寝室のソファーで寝ている猫ちゃんに 「ねんねねんね」 「ねんねするよ」と言うと 飛び起きてあくびをしながら伸び伸びして これまた嬉しそうにニャンニャン鳴きながら ソファーの背もたれの上を伝わって出口に向かって歩き出します。 寝る前にくれる夜食をとても楽しみにしているからです。 最近になり餌の前にやる「おて」「おかわり」に 「チューして」も加えました。 ちょっとした偶然もあったのですが 10日間位で完全に覚えました。 「チューして」と言うと 冷たい鼻先を私の鼻に押し当ててきます。 これを「おて」「おかわり」の後に 二度やらせるようにしました。 猫は犬のように忠誠心で人間に仕えるのではなく 自分の利益のために人間と一緒に暮らし 自分本位の習性を絶対に変えないと言われていますが ここまで人間との生活に溶け込み 愛想良く人間の言葉に反応する複雑な人猫関係ができると とても自分の利益だけのためとは言えなくなります。 普段私がちょくちょく「マコちゃん」と呼び掛けると いつでも「ニャーン」と愛想良く答えてくれる猫ちゃんが とても自分の利益のために生きているとは思えません。 猫ちゃんは私の友だちであり末の子供であり そして我が家の家族になったのです。                       ヨウジ ..