#7443/7444 連載 *** コメント数(0) ★タイトル (CKG36422) 01/ 1/12 17:28 ( 63) @随筆bP 今朝、日の出を見て   ヨウジ ★内容 今日は早く目覚めたので 6日ぶりに朝の散歩へ行って来ました。 6時20分頃外に出たら まだ紺色に近い快晴の空には 月がこうこうと輝いていました。 近くの川に架かる橋を渡る時 川面に目をやると まるでプラネタリウムの影絵のように 暁の景色を映していました。 穏やかでそれが余りに綺麗だったので その時日の出を見に行くことを思い立ちました。 それで池を半周したところで道から逸れ 階段を登って荒川の土手の上に出ると 見慣れた河原の広大な眺めが現れました。 東の水平線はすでに明るく オレンジ色に縁取りされていましたが、 日はまだ出ていませんでした。 東の空は次第に明るさを増してはいましたが、 まだどこから日が昇るのかは分かりませんでした。 じっとしていると寒くなるので 小走りしたり体操したり 土手の上の道を東へ行ったり西へ戻ったりしながら待ちました。 そしていよいよという感じになって来たので ゆっくり後ずさりしながら 水平線の一番明るい部分に目を凝らしました。 しばらくすると急に東の空低くにあった 幾つかの灰色の小さな雲の下端が明るくなり 次の瞬間に水平線の一点が眩しく輝き出しました。 腕時計を見ると6時56分少し前でした。 日は見る見る昇り ほんの2〜3分で丸くなり 見ていられない程眩しく輝き出しました。 帰り道、すっかり冷たくなった両の手を擦りながら 何故、太陽があのように動くのが見える程 速く動くのか考えました。 日の出が7時、日の入りが17時とすると 太陽はこの10時間で180度動く。 すると1時間では18度動く。 ならば3分では0.9度も動く。 なる程。 太陽は意外に速く動いているものなのだと納得しました。 日中の太陽を見ていると そんなに速く動いているとは気付きませんが、 地平線近くなので分かったわけです。 生まれてからチャンスは1万数千回もあったのに 日の出という一種の天文ショーを このようにして見たのは初めてでした。 当たり前の有り触れたことではありますが、 誰もこれなくしては生きられない 基本的根本的な大自然の営みなのだと 改めて認識したのでした。                        ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | H.P. http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an003261.html | *--------------------------------------------------------------------*