#138/138 ●連載 ★タイトル (CKG ) 03/04/05 19:42 ( 51) @コラム491 イラク侵略の目的は石油 ヨウジ ★内容 アメリカが国際社会の反対を押し切り 安保理決議も経ずに 財政的に人的に大きな犠牲を払ってまで イラク攻撃を強行したのには それ相当の理由があったからと考えるのが自然だ。 しかもその理由は何らかの国益に関係したことだという以外にはない。 開戦後は表向きは「イラクの開放」「イラクの民主化」が目的であると 繰り返しプロパガンダを行なっているが、 それは目的ではないだろう。 むしろそれは戦争を正当化するための口実だ。 「人助けや正義」と「単独行動主義や国益」とは馴染まないからだ。 傲慢や横暴は利己主義の表れであり、 単独行動主義も利己心から来るものだ。 以前からのアメリカのこうした傾向から観て イラク侵略の目的がある種の国益の追求にあることは間違いない。 それではその国益とは具体的に何なのか。 テロの脅威に関連した安全保障か、 または世界第2位の埋蔵量を誇るイラクの石油以外にはないだろう。 査察期間中はイラクの大量破壊兵器の脅威を繰り返し強調していたが、 今は不思議な位その理由は言わなくなった。 原爆の原料を輸入しようとしていたとする証拠も 最近になりIAEAが稚拙な捏造であったと発表した。 (どうして戦争前に発表しなかったのか?) 安保理でのパウエル報告も根拠のないいい加減な作文に過ぎなかった。 つまり、アメリカは査察によりイラク攻撃の口実を得ようと あることないこと悪宣伝をしてイラクの脅威を煽っていたことになる。 アルカイダとの関係を示す証拠も未だに示されていない。 イラク戦争の目的をテロの脅威に関連した安全保障とするには根拠が弱い。 そうなるとやはり戦争の主目的は石油か。 ブッシュ政権の中枢は石油関連企業の役員幹部で占められているというから、 少なくても戦争の目的の一つに石油が含まれている可能性は高い。 アメリカは石油の面ではフセイン政権から冷遇されていたというから、 これがフセイン政権に対する反感となり 戦争の動機の一つになっていたとしておかしくはない。 全ては石油利権を得るための手段だったのか。 その場凌ぎに理由をころころ替えて来たのはそのためか。 大規模軍隊を派遣して巨額の財政赤字を作っても 平気で戦争を続けているのは 当てにするものがあるからではないか。                             ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.その場その場で姑息な理由を平気で言うから呆れる。     そしてそれを真に受ける人がいる。