#73/73　●連載
★タイトル (CKG     )  02/10/02  16:36  ( 60)
＠コラム��451　労組支持政党攻撃は日米共通　　ヨウジ
★内容                                         02/10/02 16:51 修正 第2版

アメリカでも日本でも保守系政党が
労働組合を支持基盤にしている政党を攻撃することでは共通しています。
アメリカでは共和党が民主党を
日本では自民党が民主党や社民党などを
この一言で批判し党勢の拡大を計ろうとしています。
社民系政党が優勢なＥＵ諸国からは
このような声はほとんど聞こえて来ません。
しかし、逆の批判も成り立ちます。
日本経済をここまで駄目にしたのは
政・官・業の癒着体質であり
自民党という保守系政党です。
ブッシュ政権はバックで石油利権と大きく関わっており、
このことで政策が歪められ国民が不利益を被りました。
エンロンというとんでもない企業倫理で動いていた会社もありました。
多額の政治資金が流れ、多くの国民が不利益を被りました。
また、産業界の利益に偏る傾向が強く
世界の未来にとって非常に重要な「京都議定書」から離脱するという
常識・良識から遥かに外れたとんでもない政策が打ち出されました。
日本でも保守系政党による利権政治が横行し、国が駄目になりました。
今、日本の財政赤字は７００兆円というとんでもない額に達しています。
自民党が長年行なって来た利権政治が
本当は必要ない巨額の公共事業をばらまき続けて
作ってしまった国と地方を合わせた借金の額です。
これはどう見ても返済不能です。
国債が不良債権化してしまったのです。
国民のお金を
国民の未来を
勝手に使ってしまったのです。
そういう保守系政党が
労働者や一般国民など弱い立場の国民の利益を代弁する
社民系政党を批判するのもおかしな話です。
環境対策はＥＵ諸国が最も進んでいます。
緑の党があったり、社民系政党の力が強いからです。
日本は選挙制度に小選挙区制が導入されたことを切っ掛けに
社民系政党の力が急速に衰退してしまいました。
アメリカは極端な小選挙区制のため
社民系政党は産まれることさえできません。
そういう特殊な政治システムが
アメリカという特異な国を作り出したとも言えます。
日本のほとんどの保守系政治家は
アメリカの真似をしようとして来ました。
でも、２１世紀を生き抜くために必要なヒントは
むしろＥＵにあると私は思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヨウジ
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Ｐ．Ｓ．アメリカでは今、随分極端な人たちが政治を動かしています。
　　　　それで世界に不協和音が鳴り響いているというわけです。

　　　　アメリカは政権交代し経済が天国から地獄に落ちました。
　　　　景気循環という要素も含まれていますが、
　　　　大部分は政策に起因していると考えられます。
　　　　経済を軽視しているとも言えます。
　　　　富裕層の味方なのですよね。共和党は。