#71/71 ●連載 ★タイトル (CKG ) 02/09/29 15:30 ( 50) @コラム449 日本は背伸びせず現実を良く見て ヨウジ ★内容 バブル崩壊が起こりこれ程の財政危機になっても政治家は 「外国から借金しているわけではないから」 「国民資産は後半分残っている」 「借金は塩漬けにして置けば良い」 などと言いながら 自分の選挙区や支持団体に巨額のバラマキ公共事業を出し続け 恒久的な景気回復に繋がらなかったばかりか、 巨額な財政赤字を更に大幅に増やしただけで終わってしまった。 ゼネコン等旧来型公共事業から振り向けるということで マスコミも「IT、IT、IT」と連日取り上げ宣伝し、 政治家も「外国に負けるな遅れるな。これからはITだ」 などと叫びながら始めた「IT、IT、IT」の流行語で 埋め尽くされた経済政策も 結局、世界的なITバブル崩壊が起こり 苦境にあえぐ日本にとっては二重のバブル崩壊となった。 得意のIT産業はどこも巨額の負債を抱え込み 壊滅的な打撃を受けた。 先のことを良く考えない手段先行の急速なIT化への私の警告は 誰も聞き入れず、結局無駄となってしまった。 そしてバブル崩壊と長引く大不況で足腰の弱り切った企業に グローバル化による超安値の輸入品が大量に流入し、 日本のお家芸の製造業は壊滅的な打撃を受けた。 そしてありとあらゆる物が安い輸入品に置き換わった。 高い技能・技術を持ったベテランのサラリーマンも職場を追われ 失業率は上昇の一途を辿った。 それに代わり安い時給で使われるパート労働者が急増した。 経済にプラスに働く要素は何もなく 今後とも日本経済の崩壊現象は続くだろう。 環境問題への対応も急速な老齢化も経済を縮小させる要素となる。 だから日本はかつての繁栄を取り戻そうと焦ってはいけない。 経済大国第2位の座を守ることにも拘るな。 縮小するものは縮小するのだから。 それを無理に拡大させようとすれば 当然どこかにしわ寄せが来て将来のつけとなる。 決して突っ張ってはいけない。 決して冒険してはいけない。 決して賭けをしてはいけない。 堅実に一歩一歩進むことだ。 背伸びせず、 現実を有りのままに受け取り それに対して素直に対応することだ。                             ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------*