#7727/7727 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 02/03/20 18:04 ( 59) @コラム418 節水シャワーでCO2削減が笑い話か ヨウジ ★内容 この程政府は「温暖化対策推進大綱」を決めたそうだが、 大綱策定に係わった省庁幹部が 「節水シャワーで何万d削減だとか、笑い話みたいだが、 そこまでしないと達成できないのが6%。 産業界にも国民にも笑いごとではすまない内容」 と発言したとのこと。(20日付の朝日新聞朝刊第3面) しかし、これは本当に笑い話だろうか。 この地球温暖化問題は私たち人間の生活それ自体が原因で起こっていること。 経済の発展と共に暮らしが贅沢になり その贅沢な暮らしを支えるために大量の化石燃料を消費しているからだ。 そしてそのシャワーは贅沢な暮らしの典型例だ。 だから一例としてのシャワーの使用方法によるCO2削減策は 問題の核心を突いている。 こんな大事なことを笑い話と捕らえている 省庁幹部の弛んだ姿勢にこそ問題がある。 温暖化対策を推進する指導的立場にある者に 真剣さがまるでないのだ。 私自身、この数年の取り組みにより 我が家から出るCO2を1990年より約40%削減した。 台所の流しでお湯を出しっ放しで食器や鍋を洗ったり、 お風呂でシャワーを多用することが どれ程大量のCO2排出に繋がっていることなのかは 実際に測定した結果として痛切に思い知らされている。 だからこそそれを全廃し40%削減に至った。 私が育った時代には車もカラーテレビもエアコンも給湯もシャワーもなかった。 ところが今は全てあり、しかも一般化している。 これらの贅沢な暮らしが原因で地球温暖化を初めとする 環境破壊が起こっていることは誰の目にも明らかだ。 だから、最初から笑い話などとは誰も思わない。 今後はどうしたら万人が実際に削減策を実行できるか 大綱を具体化する仕事が残っている。 環境税はすぐにでも本格的に導入すべきだ。 原発は別なもっと危険な環境破壊を引き起こすから 増設するなどとんでもない話。 廃止の方向に進むべきだ。 排出量取引は甘えを呼び改革を遅らせるから 極力使うべきではない。 先送りは万事にマイナスに働く。 早ければ早い程 環境にとってプラスになるし、 また長期的には経済にさえプラスになることなのだから。                            ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.「◎2月度 CO2削減実績報告」で冬季の風呂水再利用は節水にはな     るが、ガスは逆に大幅に増えることが分ったので止めた、という意味の     ことを言いましたが、お風呂の翌日に残り湯を洗濯に使うとほとんど水     が残らないことが分りました。更に僅かに残った水を植木に撒くと、ほ     ぼ100%使い切ることが分りました。つまり、入浴2日置きの冬季に     毎回新規にお風呂を沸かすことは節水を否定することにもならないこと     が分りました。