#7713/7713 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 02/01/26 11:55 ( 48) @コラム412 小泉内閣は橋本内閣と同じ過ちを侵すのか ヨウジ ★内容 小泉内閣が最近発表した政策を見ると 国民負担を増やす政策が多いことに気付く。 医療保険のサラリーマン本人の患者負担を3割に引き上げたり、 所得税の課税最低限を引き上げたり、 近い将来は消費税の引き上げも念頭にある。 今、日本経済が危機的状況にある中で 増税等の国民負担増しを行なったら 経済にどのような悪影響があるかを考えてのことだろうか。 おまけにこれらの負担増しは皆社会的弱者を直撃するものばかりだ。 このためにホームレスになったり 病死する国民も増えるだろう。 不良債権処理の真っただ中で 更にこのような反景気対策を行なったら 益々、消費が冷え込み デフレスパイラルに落ち込んでしまう。 聖域なき構造改革は良いが、 だからと言ってメリハリなく これらを同時並行的に行なえば良いというものではない。 経済状況を観ながらタイミングを見計らって行なうものだ。 橋本内閣が行なった97年4月の消費税率の3%から5%への引き上げで バブル崩壊後回復途上にあった景気がどうなったか もう忘れてしまったのだろうか。 デフレスパイラルに落ち込んでしまったという失策を。 あれがなければあのまま景気は回復し続け これ程不良債権が巨額に膨れ上がることもなかったはずだ。 公定歩合同様、税率やその他の国民負担率は景気を調節する作用がある。 景気が悪い時に引き上げれば更に景気が悪化する。 現在のように景気が最悪の時に行なえば国家財政の破綻も起こり得る。 近年、所得格差が拡大している中で 更に社会的弱者を狙い撃ちした負担増しを行なうこと 自体にも大きな問題があるが、 経済政策としても大失政になり兼ねないものだ。 このまま強行すれば日本は橋本内閣時代よりも もっと大きなダメージを受けるであろう。                            ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.このような時に道路公団や諫早干拓の工事は復活するというし、     小泉内閣の限界が見えて来た。