#7710/7710 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 02/01/20 13:02 ( 41) @コラム409 環境と経済の方法論を一致させよ ヨウジ ★内容 日本経済がまた持続的な成長軌道に乗ることは難しいと思う。 世界的にもこれからは低成長時代に移行すると考えるのが適切だ。 成長しないと成り立たないこれまでの資本主義経済は 修正せざるを得なくなる。 地球は有限、資源も有限だから、 その資源を使って営む経済もまた有限にならざるを得ない。 あるところまでは環境破壊と引き換えにプラス成長をすることが可能だが、 ピークを過ぎると経済は下降の一途を辿るようになる。 今、日本の大企業の一部で起こっているワークシェアリングの流れが こうした縮小経済時代を生き抜くためのヒントだ。 これまではインフレの元なら消費や所得が伸び 企業活動が活発になり雇用が安定したが、 景気が悪くなるとすっかり経済が駄目になった。 何故かというと、経済にはプラス方向の調節作用はあるのに マイナス方向の調節作用がなかったからだ。 肯定歩合は柔軟に上げ下げできても 政府の支出や賃金や物価はマイナス方向にはなかなか動き難いので そこから経済のアンバランスが発生するからだ。 魔法の杖は成長経済の元でしか十分に機能を発揮しなかったからだ。 人類が21世紀を生き抜くには 環境保全の観点からの方法論と 経済学の観点からの方法論を 一致させざるを得なくなる。 これが人類が生き残るための持続可能な文明だ。                            ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.不況時に政府が金をばらまくことは市場が本来持っているはずの     マイナス方向の調節作用を奪うことになり、新しい時代への適応力     を弱めることになる。有限な地球上では既にマクロ経済学は破綻し     ている。このままなら日本は間違いなく財政破綻する。多くの有力     政治家が国債30兆枠に拘ることなくプラス成長を維持すべきだと     言っているのだから。