#7701/7701 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/12/14 17:09 ( 55) @コラム404 ABM脱退で帝国主義の完成近付く ヨウジ ★内容 ロシアでさえ安全保証に影響のあるABM条約から 米国が一方的に脱退を宣言しても 消極的ながら承認せざるを得なかった。 これは米国との関係が悪化すれば 米国の支配下にあるグローバル経済の元では やって行けなくなるからだ。 日本などはオウム同然であり、 米国がMD(ミサイル防衛システム)を推進すると言えば MDは必要ですね、良いことですね、と賛成し、 場合によっては資金的技術的協力も拒まないし、 アフガニスタンに報復攻撃すると言えば 何はさておき支持を表明し、 自衛隊派遣を要請されれば憲法の枠外の 国のあり方に関わることなのに 総理大臣が国会で詭弁答弁をし誤魔化し 慌てて派遣を可能にするための法律を作ってしまう有り様。 今回のABM条約脱退でも即座に賛意を示した。  これは戦後56年も経つのに日本には未だに全国あちこちに米軍基地があり、 経済を米国に依存しているという弱みがあるからだ。 中国・韓国を初めとする東南アジア諸国も日本以外のアンブレラ諸国も メキシコや南米諸国もアラブ諸国も EU諸国もその他世界中の国々が 政治的に軍事的にあるいは経済的に米国の支配下にあり 米国の意向には逆らえないからだ。 だから、この上米国がMDを手にすれば 核兵器についても他の核保有国から抜きん出て 更なる圧倒的支配力を持つことになる。 例えば中国−台湾問題については 現在は核抑止力により均衡が保たれているが、 米国がMDを持てば 米国はより強硬な戦略を取ることができる。 中国の核ミサイルを無力化しながら トマホークミサイルや巨大爆弾などで 政権の中枢を叩くことも可能となる。 米国が嫌う共産主義をこの世から消し去ることが可能となるのである。 米国にとってもう怖いものは何もなくなるのだ。 中国がMDを恐れ反対するのは当然のことである。 このように世界各国が目先の利益から米国の横暴を許してしまうことの 繰り返しから もう、誰にも止められない米国一極支配の世界が 帝国主義の完成形ができ上がってしまうのである。                          ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.世界に牽制する勢力がなくなれば米国はより一層横暴となり、     米国に独裁政権が誕生すれば、世界は恐怖政治を味わうよりなくなる。     米国だけに特権を与える理由などどこにもないのである。