#7690/7690 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/12/03 22:31 ( 53) @コラム393 国債発行枠、来年度は守れるか  ヨウジ ★内容 小泉内閣の公約の一つである今年度の国債発行枠30兆円は、 抵抗勢力の圧力に負けて、国債償還費を流用することで 2.5兆円の第二次補正予算を組むことを決めたので 結局、反故となってしまった。 地方負担分1.5兆円を合わせると総額4兆円ものオーバーとなる。 これにより今年度末の国債発行残高は 当初、666兆円の予定だったのが 670兆円に膨張してしまった。 それなのに小泉首相は 「来年度も国債発行枠30兆円を堅持する」 とぬけぬけと公言した。 このテレビで報道された一言で 忙しくてニュースも良く見ていない国民を騙して 支持率を維持しようというのか。 それから補正予算の中身も 「構造改革に資する分野に」と これまた耳当たりの良い言葉で正当化しようとしているが、 基準があいまいなため、 従来型公共事業が看板の掛け替えで紛れ込む可能性が高いと言われている。 更に一次補正ではまず改革先行プログラムをまとめ これに予算をつけるという手法で行なったのに、 二次では「初めに金額ありき」という従来型の手法に戻ってしまった。 この辺りから小泉首相の構造改革に注意信号が点灯。 これに続く道路公団改革や医療制度改革では もう知られているように 雪崩を打つように大幅な妥協をしてしまい 改革が骨抜きとなってしまった。 小泉首相は一つ公約を守れなかったことで ピンと張っていた糸が切れ 総崩れとなってしまったのだ。 小泉首相はいつも突っ張っていないと駄目なタイプなのだ。 あの抵抗勢力との交渉が終わった後の満面に笑みを浮かべた、 いつになく上機嫌な小泉首相は やはり、心臓を取られた後の姿だった。                          ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.でも、決まることは早く決まるんだよな。     医療制度改革で保険料や本人負担率引き上げなど     国民負担が増えることならすぐに決まる。     しかし、診療報酬の引き下げになると極端に腰が引けてくる。     医師会や病院総ぐるみで支持基盤だからだろうな。         これができなければ「三方一両損」は「絵に描いた餅」だ。     「改革に従わなければ自民党を潰す」     の意気込みはどこへ行ってしまったのか。