#7647/7647 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/09/15 12:45 ( 44) @コラム364 米国で起こったことは戦争ではない ヨウジ ★内容 今回のアメリカでの世界貿易センターと 国防総省(ペンタゴン)に対する旅客機激突テロは 戦争なのではなく、大規模だがあくまでもテロだ。 何故なら、戦争なら大規模な敵軍から絶え間ない攻撃が仕掛けられ 放って置くと国家が侵略され滅ぼされてしまう場合だからだ。 今回のは特定の国家に属さない 少人数(数十人)のテロリスト集団による 単発的な破壊活動に過ぎず、 とてもアメリカを滅ぼすことなどできない。 世界で弱い立場に立つ者が起こした 強者に対する精一杯の抵抗と捕らえることもできる。 これはイスラエル対パレスチナの争いとも共通している。 横暴で強大な軍事力を持つイスラエルの攻撃に対して 富も武器もないので自爆テロで報復するという構図だ。 その上アメリカがイスラエル側に偏った政治的対応を取るため、 彼らにとってはイスラエルとの戦いは 同時にアメリカとの戦いであると捕らえているからだ。 強大な軍事力を背景に世界で横暴を行なっているアメリカに対する 政治的・経済的・宗教的・文化的な侵略を受けているという 被害者意識を持っている弱者の抵抗なのだ。 イスラエル−パレスチナ問題が イスラエルの軍事力による強硬手段では解決しないように テロの問題もアメリカの軍事行使では問題を荒立てるだけで 根本的解決にはならない。 テロリストが命懸けで何故あのような破壊行為を行なったのか。 アメリカはもう一度立ち止まり胸に手を当て 良く考え直すべきだ。                         ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.必要なことは「強硬」より「優しさ」だ。     破壊に対する破壊は憎しみを増すだけだ。     殺戮に対する殺戮も憎しみを増すだけだ。     400億ドル掛けて報復軍事行使をするより     その100分の1の思いやり予算の支出をした方が     世界をより平和に幸福にする。