#7638/7638　連載 : AWC.3.2
★タイトル (CKG36422)  01/08/16  00:53  ( 61)
＠コラム��361　戦没者は尊い犠牲でなく犬死にだ　　ヨウジ
★内容

国内外の強い反対を押し切って
軍国主義の精神的・宗教的支柱となっていた
靖国神社への参拝を強行した小泉首相は
「今日の平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲の上に成り立っている」
という主旨のことを何度も何度も繰り返し言っているが、
決してそんな綺麗で体裁の良いことではない。
それは「正義のために戦って沢山の犠牲者を出したが、
最後には悪に勝って平和をもたらした」
という場合に使う言葉だ。
ところが先の戦争は侵略戦争であり
そのしっぺ返しで連合軍から手痛い反撃を受けたのであり、
勝ち目がまったくなくなった段階になっても
若者を戦争に駆り出し
特攻隊をやらせたり、玉砕を強いて犬死にさせたのであり、
決して尊い犠牲などではなかった。
軍事物資が底を突いたら特攻や玉砕をやらせず早く降伏すれば
未来ある若者は死なずに済んだのだ。
それを権力者の勝手で
負けを認めずしぶとく食い下がったから
大規模な本土爆撃や最後には広島・長崎に原爆が落とされ、
犠牲者が大幅に増えてしまったのだ。
皮肉なことに特攻や玉砕の犠牲が
更なる多くの犠牲者を出す原因となってしまったのだ。
動機と言い、経過と言い
まったく愚かな戦争と言う他はない。
だから
「今日の平和と繁栄は戦没者の尊い犠牲の上に成り立っている」は
靖国参拝を正当化するための体裁の良い詭弁に過ぎない。
「国際社会から孤立しないよう、近隣諸国との友好関係を維持発展させ
なければならない」と思うなら、
まず、再三再四強い批判のある靖国参拝を止めるのが筋だ。
「戦没者に哀悼の念を捧げる」なら
何も軍国主義と深い係わりがあり
Ａ級戦犯が祀られている靖国神社に行って
わざわざ関係を壊す必要はないだろう。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参ったり
「全国戦没者追悼式」に出席することで
その目的は十分に達成できるはずだ。
靖国だけ余計だ。
靖国こそが国論を二分し
近隣諸国との関係を壊し混乱させる元凶となっている。
だから靖国への拘りは良からぬ力の作用と言う他ない


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヨウジ
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Ｐ．Ｓ．テレビの靖国報道で小泉首相の靖国参拝を称賛していた人物は
　　　　もしかして、戦犯の遺族ではないのか？

　　　　Ａ級戦犯分祀でなく、Ａ級戦犯以外を分祀すべきではないか。
　　　　戦犯でない戦没者が汚された宗教施設に残るのでは道理に合わないし、
　　　　今後に問題を残すからだ。
　　　　Ａ級戦犯以外の戦没者が皆仲良く新たな国立墓地に移れば、
　　　　誰もが行けるし、混乱が二度と起こらなくなるからだ。