#7610/7610 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/06/27 17:04 ( 80) @コラム345 A級戦犯分祀できない理由にならない理由 ヨウジ ★内容 6月26日の朝日新聞の「靖国神社参拝」の中で 国学院大学・阪本是丸教授によると 靖国神社からA級戦犯を分祀できない理由は >それはありえない。 >分祀の意味を取り違えて >いる。分祀は祭神をほか >の神社でもお祀りするこ >と。靖国神社は国のため >に尽くしたおれた人々を >神として顕彰し、その霊 >を慰める場です。たとえ >A級戦犯であろうと、我 >々の都合で神の座から引 >き下ろすなんてことはあ >りえない。小手先でない >参拝を小泉首相には期待 >します ということですが、 これは宗教独特の観念論の世界です。 宗教的観念論の閉じた世界では それを信ずる者にとっては 疑問を挟む余地のない理由付けなのでしょう。 しかし、これはあくまでも観念論であって 現実を反映した真理ではありません。 虚偽の論理を人に教え信じ込ませ ある政治的目的を果たすために利用するわけです。 だから世界にはいくつもの相入れない宗教真理があり 争いが起こってきたわけです。 この宗教では国のために尽くし死んだ人々を神と定義して 褒め慰霊することを良しとしているということですが、 現実の世界では人は死ぬと生物でないただの物質に戻るだけです。 人の持つ精神とは無数の脳細胞(ニューロン)が ネットワークを組むことで発現する 意志や感情や記憶力や思考力と言った複雑な心の働きのことです。 人が死ぬと脳細胞も死に精神の働きも失われ無となります。 霊が宿り生まれ死ぬと霊が霊界に行くという論理は 科学が発達していなくまだ無知だった先祖が考え出した作り話に過ぎません。 だからその靖国神社からA級戦犯を分祀できないという もっともらしい理由付けも 作り話に作り話を重ね 現実の問題を無視した まったくナンセンスな言い訳に過ぎません。 そして残るのは靖国神社を政治的に利用した 日本の戦争犯罪の歴史だけです。 日本国民をも不幸のどん底に陥れたA級戦犯を 「国のために尽くしたおれた人々は神」と 理由にならない理由で神に仕立て 靖国神社からの分祀については 「我々の都合で神の座から引き下ろすなんてことはありえない」 とこれもまた理由にならない理由で拒否しA級戦犯を擁護し 結局、過去の戦争犯罪をも肯定しているわけです。 軍国主義が靖国神社という宗教を悪用したことは史実であり この教訓から現憲法には政教分離が規定されています。 だから歴史認識の問題と侵略被害国への配慮の観点から 政府の閣僚が靖国神社に参拝することには大きな問題があります。 それから憲法の政教分離にも反する行為となります。 ましてや国の最高権力者である総理大臣が 靖国神社を参拝するなど許されるはずがありません。 これを強行することを明言する小泉首相の思想と資質が疑われます。 最近の一連の政治の右傾化の流れを考え合わせると 日本の未来に不吉なものを感じざるを得ません。                        ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.天皇を神として祀り上げ国民をマインドコントロールして     国民を爆弾や魚雷代わりに使った。     「救済のため彼奴をポアしろ」と言った宗教団体と同じレベル     ではないですか。     どちらも悪魔の論理。悪魔を祀った神社。