#7606/7606 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/06/14 18:34 ( 95) @コラム341 日本のCO2削減策を提案します ヨウジ ★内容 日本も決して楽に削減目標を達成できるわけではありません。 1999年は1990年より9.8%も増加してしまいました。 これに実質削減率3%(6%の内3%を森林吸収で削減した場合)を加えると 12.8%も削減しなければなりません。 それにGDPの増加に比例してCO2排出量も増加するから、 今後、経済成長させながらCO2を削減するのは容易なことではありません。 政府は一日も早く具体策を打ち出し、削減努力を始めるべきです。 一市民として 私がこれまで数年に渡りCO2削減に取り組んで来た経験から 次のような提案をしたいと思います。 家庭から排出されるCO2は全体の13%(1995年)を占めますが、 これを削減することで、結構、日本の削減目標達成に貢献できます。 我が家では1996年夏より省エネに取り組み始め 昨年末までに1990年より26%も削減できました。 更に今年末までに1990年より31%も削減できる見込みです。(注) この26%とか31%の削減率というのは かなり厳しい対策を徹底して行なった結果なので、 一般的には実際に行なうのは困難だと思います。 10%程度なら無理なく削減できると思います。 仮に日本の全家庭で10%削減すると 0.1x0.13=0.013なので 1990年レベルより1.3%が削減できることになります。 「何だ、たった1.3%か」 と思われるかも知れませんが、 日本の削減目標3%の内の1.3%なので これは大変な貢献です。 残り1.7%を産業部門、運輸部門、事務所・ビルで削減すれば良いので これら企業の負担はかなり楽になります。 我が家は太陽光発電や太陽熱温水器など 高価で特別な方法を使って省エネしたわけではないので 一般家庭でも心掛けさえすれば簡単に削減可能です。 そこでこれが確実に実現できるよう 一つの方策を提案します。 電気、ガス、水道などの料金をグリーン化するのです。 標準家庭で1990年より10%少ない使用量以下にすれば 極端に料金が安くなるようにするのです。 電気は東京電力の例では既に累進料金になっていますが、 これをより10%削減を意識したものに変更したり ガスは東京ガスの例では逆に使用量が多くなる程単価が安くなっているので、 これを10%削減を意識した累進料金に変えるたりするのです。 具体的には専門家の方にお任せするとして このように家庭に於ける主なCO2排出源のグリーン料金化をするのです。 それで電力会社やガス会社は 「こういう風に省エネすればぐっとお得です」 などとコマーシャルを行なって 顧客に省エネを呼びかけるわけです。 ガスの方は現在が逆累進料金なので 難しい面はあるかも知れませんが、 これからは環境の時代なので 発想の転換を考えても良いのではないかと思います。 (ここでお年寄りのいる家庭は何らかの配慮が必要になるかも知れません) 後、我が家では使っていない ガソリンや灯油の料金もグリーン化できないかです。 これについては難しいかも知れません。 炭素税等の環境税の創設により 全体の使用量を抑制させる方法の方が良いかも知れません。 いずれにしろ、近年急速に増加した家庭から出るCO2は 容易に削減できるということと、 これを1990年より10%削減するだけで、 日本の実質削減目標3%の内の1.3%も削減できる ということが言いたかったのです。 注)家庭に於けるCO2排出源としては電気、都市ガス、LPガス、水道、   ガソリン、灯油、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、ガラス瓶、   食品トレー、ゴミなどがありますが、我が家ではこの内、LPガス、   ガソリン、灯油は使用していなく、電気、都市ガス、水道の上位3つ   で全体の96.1%を占めているので、これを全CO2排出源と見な   してこの問題を考えています。一般的にはこれにガソリンと灯油が   加わる場合もあると思います。それから都市ガスの代わりにLPガス   を使っている家庭もあると思います。これらの場合には更に占有率が   高くなるので、これらを全CO2排出源と見なしてもほとんど誤差が   出ないと思います。                                ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.もし、我が家と同じように日本の全家庭でCO2を31%削減したら     0.31x0.13=0.04なので     1990年レベルより4%も削減できるので     何とこれだけで日本の実質削減目標が達成できてしまいます。     冷暖房全廃までやってのことですが???!!!     私がどのようにしてCO2を削減したかはフリーソフトウェア     (CO2_122.LZH)や私のホームページを参照してください。