#7598/7598　連載 : AWC.3.2
★タイトル (CKG36422)  01/06/08  18:48  ( 55)
＠コラム��333　ブッシュ政権が京都議定書代替案　ヨウジ
★内容

このほど、京都議定書からの離脱を表明していたブッシュ政権が
京都議定書の代替案を発表することが明らかになりました。
１４日にスウェーデンで開かれる米ＥＵ首脳会談の場で
ブッシュ大統領がその概要を説明するということです。
これ以外詳細は不明ですが、
大統領は「今後の国際交渉で京都の過ちを繰り返してはならない」
と考えているとか。
意味深な言葉ですが、
この問題に対するこれまでの対応から想像すると

１．途上国も削減義務を負う
２．もっと市場経済の要素を多く含んだ
３．削減の仕組みに原子力発電も含めた
４．達成可能なより削減率が低く達成時期が遅い

案ということになるのではないでしょうか。
「京都の過ち」とは
１番のことかも知れません。

「京都議定書」とはまったく異なるものなので
ＥＵ側の理解を得るのは難しいと思います。
第一、交渉はもう大詰めの段階なので
今からまったく違う議定書に置き換えることなど
ＥＵ側には考えられないと思います。
途上国への削減義務も合意を得るのは難しいと思います。
少なくてもブッシュ政権なりの
「やる気」は示されるようですが。

京都議定書離脱から１歩でも前進すれば良いのですが、
ＥＵ側が反発すると問題が拗れてしまいます。
ＥＵ側はこの問題については強硬ですから尚更です。
効果の上がる代替案なら良いのですが。
その場合には米国抜きで批准を目差すことになるでしょう。
ロシアは批准したようですが、
日本はどうするのでしょうか。
森林吸収が小さくしか認められないと
日本は削減目標の達成が不可能になります。
森林吸収は実際に余り根拠がないのですが、
日本は１９９０年以前から省エネに取り組んできていて
省エネは世界のトップクラスだから
その分森林吸収で加味されても良いのですが。
私は根拠の余りない森林吸収は仕組みから削除し
その分削減目標を下げるのが良いと思います。
時間がないし、
対策が先行しているＥＵ側は反対するでしょうが。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヨウジ
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