#7576/7576 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/05/29 15:22 ( 43) @コラム318 集団的自衛権問題  ヨウジ ★内容 「集団的自衛権」の行使を、安保が重要だからと 冷戦期のように国防政策が右寄りに変わり 強硬姿勢を取り続ける米国の言いなりになって 当面改憲ができないなら、解釈変更で可能にしようという 安易な考え方にも危惧を抱かざるを得ない。 冷戦終結で緊張緩和し、アジアも含め世界が平和への流れを進んでいる中で 何故今、軍事同盟を強化する必要があるのか。 「集団的自衛権」を例え周辺事態に限定したとしても 米国の都合で行われる軍事行使に日本も参戦すると宣言することは 相手国の敵対心を煽り、平和の流れに水を注すことになる。 日本は米国の軍部と軍需産業の圧力で決まる 世界戦略の出しに使われているという側面もある。 米国の世界戦略にはNMD、京都議定書、パレスチナ問題等 手前勝手な面も含まれているから尚更である。 日米安保は日本の安全保障に役立っているが、 同時に米国にとっては日本は世界戦略の良い道具なのだ。 世界戦略のついでに日本の防衛をしていると言っても良い。 (どう観てもその逆はないだろう) 米国にとって日本は無料の巨大な空母であり、 空母を失いたくないから米国は日本を大事にしているという側面もある。 日本は基地を無償で貸しているだけで米国に大いに感謝されるべきものだ。 日本は米国への義理で無理して平和憲法の理念を捨て去る必要性はない。 資源に乏しく貿易に依存する日本は 先の戦争への反省から生まれた平和憲法を持つ国としての ポテンシャルを生かして 今後とも非軍事・全方位の平和外交に徹するべきである。 日本には日本の国土の特色や政治風土や国民性がある。 日本の主体性を危うくするような 米国追随の軍事同盟強化はすべきではない。 日本には日本にしかできない役割がある。 あくまでも平和憲法を持つ国としてのポテンシャルを生かして 世界平和に貢献すること。 これがこそが価値ある日本の歩むべき道だ。                                 ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------*