#7560/7560 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/05/02 20:35 ( 57) @コラム304 国のために戦って死んだ? ヨウジ ★内容 今朝の朝日新聞の「声」欄(投書欄)の 大学生 幸田朗子さんの「戦争を知るため沖縄で教師に」 を読んで付け加えたいことがあるので書きます。 沖縄県の教員採用試験を受けようとして幸田さんは 次のように書かれています。 (前略) > 行く前に、少し勉強もし >ました。しかし、実際に行 >ってみると、本土への進攻 >を防ぐために兵士たちが沖 >縄で玉砕を命じられたこ >と、沖縄住民も含めて、本 >当に多くの犠牲者が出たこ >となど知らないことばかり >でした。 (中略) >沖縄の人は、日本人全体 >を守るために戦ったのでは >ないですか。それも知らず >に今まで生きてきた自分が >恥ずかしくなりました。 小泉首相が総裁選の最中に問題の靖国神社参拝の話をした時に 「国のために命懸けで戦って死んだ者を墓参しない国がどこにあるか」 の発言をしましたが、タイミング的にこれに影響を受けて投稿された のかも知れません。 「@コラム295 靖国神社参拝問題」でも書きましたが、 その「国のため」が問題なのです。 全体主義・軍国主義を敷いていた日本は 中国や東南アジア諸国への侵略戦争を始めました。 これらの国々では日本に対する抵抗運動が起き、 最終的にはアメリカ、イギリス、ソ連、中国等が組んだ 連合軍を相手に戦わなければならなくなりました。 軍部の独裁が招いた侵略戦争が元で 勝ち目のない戦争に死ぬ必要のない若い国民が 玉砕を強いられたのです。 もっと早く降伏していれば 東京空襲や広島・長崎への原爆投下を受けることもなく 多くの国民が死なずに済みました。 皮肉なことに玉砕をしてまで粘り強く戦ったことが、 空襲や原爆投下を招いてしまったのです。 「国のため」のその「国」が悪い国だったから。                    ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.日本国民の犠牲は死者200万人、空襲被災者1000万人以上。     勿論、侵略を受けた中国や東南アジア諸国の損害も莫大。