#7538/7539 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/04/09 17:44 ( 57) @コラム288 電子偵察機問題−2 ヨウジ ★内容 米電子偵察機・中国軍機接触事故問題は 中国側が謝罪を要求しているのに対して アメリカ側は中国軍機パイロットが墜落行方不明になっていることに対しては ブッシュ大統領が遺憾の意を表明しましたが、 中国側はなおはっきりした謝罪を求めて収拾がついていません。 事故が公海上で起こったことであることと 偵察活動そのものは合法的であることは分っていることです。 外国機が領海に接近したことに対して 中国軍機がスクランブルを掛けることも当然のことです。 問題は何故偵察機と中国軍機が接触してしまったかということです。 報道によると中国軍機が偵察機に接近して並行飛行していたところ 偵察機が急旋回したために偵察機のプロペラが中国軍機の垂直尾翼を壊し それで中国軍機が墜落したということです。 米国の偵察活動も中国のスクランブルも合法的で かつ以前から行われていたのに、 何故その日だけは接触事故に至ってしまったのか。 一方または双方のパイロットの精神的コンディションが いつもと微妙に違っていて 最終的に米パイロットが誤った操縦管操作をしたことが 接触事故の直接の原因ではなかったかと推測されます。 つまり偵察活動を止めさせようとする中国軍機パイロットと 偵察活動を邪魔されどうにか振り切ろうとした米偵察機のパイロットとの間の つばぜり合いの末に 米パイロットが感情的になり操縦を誤ったのではないかということです。 でも、プロペラの偵察機よりジェット戦闘機の方が飛行速度が圧倒的に速いので 並行飛行と言っても戦闘機が偵察機を追い越して行く という感じだったのではないでしょうか。 中国軍機パイロットは米偵察機がそのまま直進するものとして 追い越そうとしたことが考えられます。 ところが米偵察機が急旋回したために 中国軍機が偵察機を追い越し切らない内に 偵察機のプロペラが中国軍機の垂直尾翼に当たり 垂直尾翼が粉々に破壊され墜落してしまった。 これが事故の直接の原因ではないでしょうか。 しかし、事故の背景には ブッシュ共和党政権に替わり 対中国政策がより強硬になったことで それが偵察機パイロットの心理に微妙な影響を与え 事故に繋がる操縦をさせてしまったとも考えられます。 また、逆に中国軍側にも警戒心を起こさせ より際どいスクランブルをさせたとも考えられます。 事故の直接の原因は米偵察機側にあったと考えられますが。                         ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.やはり敵意には敵意が返って来て無用な争いを引き起こす。     脅威ではないものを脅威と受け止めることも同じ。     思考は現実化する。心が引き起こす戦争。     思いやりの心は平和をもたらす。