#7507/7508 連載 : AWC.3.2 ★タイトル (CKG36422) 01/03/26 17:23 (117) @コラム268 学校でお菓子を食べ自殺した生徒 ヨウジ ★内容 埼玉県新座市の中学二年の男子生徒が 学校でお菓子を食べ先生に叱られ、 自責の念や叱られたことや 叱られ方による精神的なショックで 自殺した事件があったとか。 この学校では以前から校内でお菓子を食べる子がいて 何度も繰り返され問題になっていたとか。 記事に書かれている範囲では 学校の対応には特に問題はないと受け取れます。 数十人の生徒が先生の指導にも関わらず 何度となく同じ過ちを繰り返していたということで、 学校としては黙認できないし、 言っても従わなければ 今回のように反省文を書かせるということも 仕方がないと思われます。 問題の生徒については 二度目の過ちの後 先生が親にも連絡すると予告したが、 その日生徒が休んだために その日は生徒には連絡しないまま その夜、小学校教員をしている母親に電話連絡を行なったとか。 担任の先生がとった手順にも特に問題はなかったと受け取れます。 その後に母親が叱るのも当然のこと。 しかし、その生徒は母親に叱られた 僅か1時間未満の間に 耐えられなくなり自殺をしてしまいました。 こっ酷い苛めにあっていたわけでもないので、 深刻に悩む理由にはなりません。 一般的には回りの対応とその子の自殺とが結び付きません。 私の息子も聞き分けがなくて 同じ過ちで何度も何十回も叱ったことがあります。 思春期の子供は精神的に不安定で 集中力や自制心が十分に発達していなく、 自己管理が十分にできない子供がいます。 同じ子供でも娘はそういう面ではしっかりしていました。 でも、もっともっと強く息子を叱って来ましたが、 私の息子は自殺はしていません。 個人差がありますし 心の中は見えません。 聞いても心を打ち明けない子供もいますから 先生の対応にも限界があります。 その子の気持ちを一番理解し得たのは 母親か父親ではなかったかと思います。 特に母親は教員でもあるし 子供の日記も読んでいたようなので 一番理解していたのではないかと思います。 しかし、家庭が共働きでもあるし 親子のコミュニケーションが十分にできていない場合もあります。 例え専業主婦の家庭であっても 親子の相性の問題で親子が理解し合っていない場合もあります。 また理解し合っていても 自殺は起こり得ます。 今回は自殺という結果ですが、 逆に殺人事件という結果も最近多くありました。 問題の17才です。 同じ紙面にも載っていますが、 日本では怒りっぽいる子供が多いとか。 これは「キレル」にも通じる気質的特徴です。 内の子供もそういう傾向があります。 環境ホルモンが原因ではないかという説もありましたが、 最近の研究で「キレル」子供は前頭葉のある部分の発達が遅れているからとか。 遅れている原因は、身体を動かし面白く遊ぶ ということが少なくなったからだということです。 これには私も納得できました。 私が育った時代はまだ都市化が余り進んでいなく 近所に空き地や原っぱが多くあり 少し離れて川や池や田畑もあり その上子供が沢山いたので 外で暗くなるまで楽しく良く遊びました。 今の子供は都市化が進み環境が悪化し また少子化で子供が少なくなり 外で集団で遊ぶことが少なくなりました。 マンション等集合住宅というのも 人と人とのコミュニケーションを疎外します。 その上、機械化電子化コンピュータ化等文明の発達により 人間関係が希薄になったり テレビゲーム等電子玩具で一人遊びする子が多くなりましたから、 前頭葉の発達が遅れるのです。 「キレル」子とは「カッとなる」子であり 一種のヒステリーです。 不快な刺激に対して我慢抑制ができず、 感情的に反応するわけです。 ストレスが溜っているとも言えます。 ストレスに弱いとも言えます。 テレビとかゲームばかりして 外で十分に遊んでいないからです。 また環境悪化によるストレスもあります。 現代の暮らしは自然環境、社会環境共に 昔とは比べ物にならない位悪化しています。 ストレスが溜り易いし、 前頭葉の発達も遅れます。 大きく見ればこれも技術文明の弊害です。 生活それ自体が人間性に乏しいし 自然環境が悪化し自然に親しむことも少なくなりました。 現代は子供ばかりでなく大人にとっても 心にゆとりがなく暮らし難くなっています。 根本的にはこういうところに原因があると思います。 しかし、一般的には回りの対応とその子の自殺とが結び付きません。 「キレル」子供が多いというところを治せすことが 問題解決に繋がるのではないでしょうか。                          ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------* P.S.しかし、一般的には理由になり得ない理由でも極稀に異常な事件が起こ     ることはあります。コンディションや偶然が重なって。その理由を改め     るべきかどうかはケースバイケースだと思います。